初のテント山行はどうしようかと考えた挙げ句、やはり比良山へ。日帰りでは困難な端から端への縦走に挑戦することにした。平から入って朽木に抜ける一泊二日の行程である。 8時過ぎにJR堅田駅に到着。細川行きのバスを待つ登山客数名…と思いきや、その次の列車「湖西レジャー号」から来るわ来るわ、瞬く間にバス停から駅の玄関まで長蛇の列。坊村へ直行する臨時増車が出るとのこと、確かに坊村からやったら短いし楽やわな。ということで、馬鹿でかいザックを担いでバスへ乗り込むのは(多分)私一人である。 まずまず晴れているが権現山から北の辺りはかなり霞んでいる。バスは素直に国道を走らず、集落に近づくと丹念に旧道へ入る。途中の交差点から花折峠を越えて平のバス停で下車。下ってきた道を戻って、9:30登山口到着。 とりあえずごりごりと登ってゆく。額から流れ落ちた汗が睫毛に溜まり、瞬きで眼鏡に飛び散る。帽子が新しいので汗が流れる