自民党の谷垣禎一総裁(65)が21日までに日刊スポーツのインタビューに応じた。登山が趣味の谷垣氏は現状を、深い雪をかき分けながら1歩を踏み出す「ラッセルをしている感じ」と明かした。支持が広がらず、展望が不透明な党への不安なのだろうか。それでも「国民の怒りを代弁するのが野党の役割」と、菅政権を追い込もうとする意気込みは強かった。参院選企画「今一度せんたくいたし申候 参院選ぜよ!」第1回は、谷垣氏の本音を直撃した。 「ラッセルというのがありましてね。雪が深く荷物もある程度背負っていると、このくらい(胸の高さに手を示す)までもぐると次の1歩はすごく大変。前の壁の雪をこうやって(両手で)払い落とし、ひざで突いて足を1歩踏み入れる。そういう感じですかね」。大学でスキー山岳部に所属し、ハマりすぎて留年したほどの谷垣氏。今の自分の状態を登山に例えてほしいと聞くと、少し時間を置き、こう答えた。自分で道を切