鈴鹿市清掃センターは21日、津市の県環境保全事業団に依頼した焼却炉から出るごみの焼却灰「主灰」と排ガスに含まれる煤塵(ばいじん)「飛灰」の放射能濃度の検査結果を発表した。 同センターによると、4日に焼却炉から採取した主灰、飛灰を検査した結果、主灰から放射性物質は検出されなかったが、飛灰からは24ベクレルの放射性セシウムを検出した。基準値を大幅に下回っており、「問題となる濃度ではない」という。 市は、今年4月から主灰を大分県津久見市、飛灰は福岡県大牟田市の業者に依頼して処理をしており、両市から放射能濃度の測定要望があったため実施した。【大原隆】 〔三重版〕