関連トピックス原子力発電所東北電力 東北電力は10日、女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)の3号機で、燃料集合体を覆う金属カバーの一部が欠けていたと発表した。約1400体ある燃料集合体のうち、少なくとも十数体のカバーがいずれも2センチほど欠けていた。東日本大震災でカバー同士が接触した可能性もあるとしている。核燃料の強度に問題はないという。 燃料集合体は、束ねた燃料棒を縦横約13センチ、全長4.5メートルの円柱状の金属カバーで覆ったもの。6月15日、保管中の燃料プールで上部の工具を取り付ける部分が欠けているのに気付いたが、震災当時は原子炉内にあったという。今後、1、2号機でも同様の損傷がないか調べる方針。