2012年に、韓国警察が児童性犯罪に関連して捜査に着手した事件は、全部で2224件ある。その前年に比べて22倍に増えている。件数も驚きだが、捜査対象者の相当数が女性という点が、より驚くべきである。何が起こったのだろうか。
フリー・ジャーナリストのホーカン・リンドグレーン氏が、スウェーデンの児童ポルノ法の立法背景について解説した記事を、日本語に翻訳して掲載します。 この解説記事は、シモン・ルンドストローム氏が、最高裁判所で無罪判決を受ける2012年6月より約半年前の2011年12月に、夕刊紙エクスプレッセンに掲載され、国会議員:マリア・アブラハムソン氏のブログでも引用されたものです。 リンドグレーン氏からは、「日本の方が私の記事に興味を持ってくださったことを、驚くとともに、光栄に感じています。翻訳を嬉しく思います」とのメッセージが寄せられています。 スウェーデンにおける児童ポルノ禁止法制の背景 スウェーデンには30年に渡り、あまり知られていない、小さい法律が存在している。その法律は、漫画絵を児童ポルノに変えることができる。2009年10月13日、ついにこの法律の餌食となる者が現れた。シモン・ルンドストロームは
スウェーデン国家刑事警察児童ポルノ犯罪対策班のビョーン・セルストローム班長の声明文「本物の児童ポルノを取り締まりたい」を翻訳掲載します。 この声明文は、漫画絵が児童ポルノ犯罪に該当するか否かが争われたシモン・ルンドストローム事件がスウェーデン最高裁で審理される直前の2012年5月に、スウェーデンの日刊新聞「スヴェンスカ・ダーグブラーデット紙」に掲載されました。 Låt oss bekämpa riktig barnporr http://www.svd.se/opinion/brannpunkt/lat-oss-bekampa-riktig-barnporr_7199866.svd 最高裁判所は、何をもって児童の描写とするか、これまでの判決から改めるべきだ。架空のキャラクターのために時間を取らせるのはやめて、実際の虐待の取り締まりに専念させて欲しい。国家刑事警察児童ポルノ犯罪対策班のビョー
「でも、性的侵害にさらされたのがあなたの漫画のキャラクターだったらどうですか?」これは、漫画翻訳家のシモン・ルンドストロームが児童ポルノ犯罪で有罪判決を受けた、いわゆる漫画裁判に関する議論で飛び出した発言だ。この裁判では、子どもに見えるキャラクターを性的なシチュエーションで描写したと見なされる、漫画の絵を所持していたことが有罪とされた。 現実の子どもではなく、典型的な日本の漫画のキャラクターだ。尻尾が生えていたり、目がソーサーのように大きかったりする。スウェーデンにおける児童ポルノ犯罪は、異様なことに、絵と、現実に起こり記録された性的侵害の間に違いがない。 冒頭の引用の馬鹿げた物言いには皮肉が込められている。これは、今までの児童ポルノに関する議論で目立った、次の発言への当てこすりだ。「あなたの子どもが性的侵害を受け、それが記録され出回ったとしても、児童ポルノのために表現の自由を守るつもりで
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