栃木県立図書館は25日までに、公式ホームページで「栃木県が舞台の小説〜現代編〜(ブックリスト)」を公表した。小説を読み進める中で、なじみの風景が登場し、わくわくした経験は多くの方にあるはず。リストには県央、県北、県南の地域別に全40作品がリストアップされている。千葉雅也、江國香織、宮部みゆき、奥田英朗-。年末年始に、有名作家の作品に登場するふるさとの姿を楽しんでみてはいかがだろうか。 小紙1面連載コラム「雷鳴抄」(12月25日付)でも紹介されたブックリスト。県立図書館は、2023年度の文芸講演会をきっかけにとりまとめた。 リストでは、同館の文芸講演会で講師を務めた村崎なぎこさんの2作品が特出しで紹介されている。このうち「第3回日本おいしい小説大賞」(小学館主催)を受賞した「百年厨房(ちゅうぼう)」は、大正時代からタイムスリップした女性が懐かしい料理を振る舞うストーリーで、宇都宮市大谷地区が