千葉県東金市田間の保育所園児、成田幸満(ゆきまろ)ちゃん(当時5歳)が遺体で見つかった事件は、死体遺棄容疑で逮捕された勝木諒(りょう)容疑者(21)の供述の信用性が焦点になりつつある。勝木容疑者は01年に「精神発達遅滞」と診断され、供述が変遷する可能性もあることから県警東金署捜査本部は誘導された供述にならないよう慎重に取り調べを進めている。 捜査幹部によると、勝木容疑者は取り調べには素直に応じ、興奮することもなく答えている。 ただ、以前答えた内容と異なる供述をすることもあり、よく考えずに話している可能性もあるという。 検察庁が起訴後も、公判での供述が捜査段階と変遷する可能性も考えられる。このため、捜査段階での供述の信用性、任意性が争われても十分立証できるよう、取り調べは勝木容疑者が質問の意味を十分理解しているか、確かめた上で進められているという。 一方、勝木容疑者は当初、「一日中家にいた」