年内に完了させたい11月のニューヨークレポート、第8段です。 連載のまとめ読みは→ こちら さて、ニューヨーク市は現在、特別教育のReform(改革)の真っ只中にいます。 この改革の目的と進捗状況について、教育局のリン・カンドラック(Lynn Kandrac)さんに話を伺いました。 *現在進行中の特別教育改革について、概略を教えてください。「改革」というより、むしろ本来すべきことを適用させるための変更です。もともと連邦法では、障害を持つ生徒が無料かつ最小限の制約で、同年代の障害のない生徒と限りなく同様に適切な教育を保障することが定められています。ところが、NYCは全米でも最大の学校区で学校数が多いため、それが実現していませんでした。障害のある生徒は、適切な教育プログラムを提供できる近隣の学校に送り込むという形をとってたため、たとえば交通事情でスクールバス内で過ごす時間が長い、近所の子ど
今回の公判の特徴は、知的障害のある勝木被告の「訴訟能力」が焦点となる点だ。判決をも左右する責任能力ではなく、そもそも刑事裁判に耐えられる状態なのかが争われるのは極めて珍しい。容疑者や被告の知的障害を重視せず、公判に持ち込む捜査側の問題点を専門家は指摘する。 刑罰を受けるかもしれない被告が公判手続きを理解していなかったり、質問への答え方がつたないなどの問題があれば自らの権利を守ることはできない。勝木被告もこうした訴訟能力がない状態だと弁護側は主張、刑事訴訟法に基づき公判停止を求める見通しだ。 事件時の精神状態を問い、無罪につながることもある責任能力とは異なり、訴訟能力は原則として手続き停止にとどまる。このため争点となるのはまれで訴訟能力が否定されたのは▽重度の認知症▽自閉症▽聴覚障害--など過去数例ほどだ。 「弁護人とさえ意思疎通が十分にできない場合に限られる」と障害者の刑事手続きに詳しい大
千葉県東金市で08年9月、保育園児の成田幸満(ゆきまろ)ちゃん(当時5歳)が殺害された事件で、殺人罪などに問われた同市の無職、勝木諒被告(23)は17日、千葉地裁(栃木力裁判長)での初公判で「間違いはありません」と起訴内容を認めた。弁護側も「被告は訴訟能力がない。殺人については心神耗弱状態だった」などと述べ、「軽度の知的障害」を理由に責任能力や訴訟能力を争う姿勢を示した。 弁護側は冒頭陳述で、事件1年半前の時点で知能指数は6歳児程度だったと述べ、「(事件時)被害者と友達になりたいと思い、声をかける練習をしたができず、思い余って連れ去った。被害者が泣き出し『ばか』と言われ、混乱と怒りで著しいパニック状態になった」と述べた。黙秘権の意味を尋ねても「忘れちゃった」と答えるなど、公判手続きの意味が分からず、訴訟能力がないと主張した。 午前10時すぎ、勝木被告はノーネクタイの黒いスーツ姿で目線を下に
抱かせてもらった乳児の足の骨を折ったとして、計4件の傷害罪に問われている足利市若草町、無職五月女裕子被告(29)の第4回公判が15日、宇都宮地裁足利支部(宮崎寧子裁判官)であり、被告人質問が行われた。被告は「(親子が)幸せそうでうらやましくて、嫉妬心があってやってしまいました」と犯行動機について答えた。 1人の乳児に対しては、両足の骨の折れる音が聞こえながらも犯行を続けたという。弁護人がその理由を問うと「うらやましくて、嫉妬心があってやってしまいました」と繰り返した。傍聴席からは涙をすする音が響いていた。最後に「申し訳ありませんでした。もう二度とこんな悪いことはしません」と謝罪した。 検察側は五月女被告が日記につづっていた両親への不満を示し、「ストレスがずっとたまっていて、抵抗しない赤ちゃんに乱暴したのではないか」と質問すると、「ストレスもあったと思います」と答えた。ストレスの内容につ
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