京アニ放火殺人、事件の背景に見えてきたのは…ロスジェネ世代の「一発逆転の呪い」 雨宮処凛さんインタビュー
今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔4月9日号掲載〕 日本政治の機能不全を端的に示すデータは出生率だろう。この数値が1.57にまで低下した90年には、新聞各紙に「1.57ショック」という見出しが躍った。一般的にショックの後には反動があるはずだが、あれから22年後の昨年の出生率は1.39と、低下傾向は続いている。 この数値は為替レートよりはるかに重要だ。日本経済の目覚ましい成長は、20世紀における出生率の高さに下支えされたものであり、その凋落は今世紀の出生率の低さがもたらした。 一方、私の母国フランスは高い出生率を維持することに成功している。現在の数値は2.08だ。これを支えているのは大規模な経済的サポート体制。フランスの家計向け予算はGDPの3.8%に達するが、日本は1.5%しかない。 具体的な対策としては、長期の育児休暇や子供を持つ親への税制上の優遇措置、十分な数の託児所や保育園の設
待機児童が問題となるなか、保育園で定員を超えた子どもの受け入れが目立つ一方、多くの幼稚園では定員割れが起きていることが、民間の研究所の調査で分かりました。 この調査は去年10月から12月にかけてベネッセ次世代育成研究所が行い、全国の保育園や幼稚園などおよそ5200の施設が回答しました。 それによりますと、定員を超えた子どもの受け入れが目立つのは私立の保育園で、ゼロ歳児から2歳児では6割の保育園が定員を超えて受け入れていて、“定員の150%を超えている”というケースも7.5%に上りました。 一方、幼稚園では定員割れが目立ち、3歳児から5歳児を預かる公立の幼稚園の9割以上、私立の8割が定員割れでした。 幼稚園の定員割れは深刻で、首都圏と近畿圏を除いた私立幼稚園の半数近くは定員の75%を下回っていたということです。 しかし、私立の幼稚園に、保育園と幼稚園の機能を合わせて持つ「認定こども園」に移行
ポイント 抱っこして歩くと赤ちゃんの泣く量や心拍数が顕著に低下 哺乳類の仔がおとなしくなり運ばれる「輸送反応」には触覚、固有感覚と小脳皮質が必要 子は輸送反応により親の育児に協力 要旨 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、哺乳類の子どもが親に運ばれる際にリラックスする「輸送反応」の仕組みの一端を、ヒトとマウスを用いて科学的に証明しました。これは、理研脳科学総合研究センター(利根川進センター長)黒田親和性社会行動研究ユニットのジャンルカ エスポジート(Gianluca Esposito)国際特別研究員と吉田さちね研究員、黒田公美ユニットリーダーらと、精神疾患動態研究チーム、トレント大学、麻布大学、埼玉県立小児医療センター、国立精神・神経医療センター、順天堂大学による共同研究グループの成果です。 私たちは、母親が赤ちゃんを抱っこして歩くと泣き止んで眠りやすいことを、経験的に知っています。同
仙台市は20日、障害者施設の運営会社「エコライフ」(仙台市)が虚偽の書類を提出し、不正に事業者指定を受けていたと発表した。指定を取り消し、国や市などから支払われた給付金約2億5千万円の返還を求める方針。刑事告訴も検討する。 市によると、事業者指定を受けるには、2年以上の実務経験がある「管理者」や5年以上の経験がある「サービス管理責任者」の配置が必要。同社は当時指定事務を担っていた宮城県に実務経験を偽った証明書を提出し、平成22年2月と9月に仙台市内の障害者施設2カ所の指定を受けた。 同社は大阪市や長崎県佐世保市でも施設を運営。大阪市から「常勤が義務付けられている職員が、他の施設の職員と重複している」との情報提供を受けて仙台市が立ち入り検査し、不正が発覚した。
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