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ブックマーク / www.riken.jp (10)

  • 自閉スペクトラム症のバイオマーカー候補の発見

    理化学研究所(理研)脳神経科学研究センターキャリア形成推進プログラムの前川素子上級研究員(同分子精神遺伝研究チーム研究員兼務)、分子精神遺伝研究チームの吉川武男チームリーダー、大西哲生副チームリーダーらの共同研究グループは、脂肪細胞型脂肪酸結合タンパク質FABP4[1]が自閉スペクトラム症[2](自閉症)のバイオマーカー[3]になり得る可能性を発見しました。 研究成果は、自閉症の病態理解のためのバイオマーカー開発に向けた取り組みに貢献すると期待できます。 自閉症の詳しい病態を明らかにするために、自閉症の生物学的再分類[4]に役立つバイオマーカーの開発が望まれています。しかし今のところ、自閉症には臨床診断に役立つバイオマーカーが存在しません。 今回、共同研究グループは、定型発達児と自閉症児の血液サンプルを用いた解析により、低年齢の自閉症児では定型発達児と比較して血中のFABP4濃度が低いこ

    自閉スペクトラム症のバイオマーカー候補の発見
    AFCP
    AFCP 2020/09/15
    理化学研究所からのプレスリリース。"脂肪細胞型脂肪酸結合タンパク質FABP4が自閉スペクトラム症(自閉症)のバイオマーカーになり得る可能性を発見しました" と。元論文は Brain Commun 。続報待ち案件。
  • 自閉症のこだわりの強さと感覚症状に共通の神経基盤 | 理化学研究所

    理化学研究所(理研)脳神経科学研究センター高次認知機能動態研究チームの渡部喬光副チームリーダーらの国際共同研究チーム※は、高機能自閉症スペクトラム(ASD)[1]において、なぜ感覚症状と高次認知機能症状が共存するのかに関する神経学的基盤の一端を解明しました。 研究成果は、感覚過敏から社会性の障がい、強いこだわりまで、さまざまな症状を同時に呈するASDの統一的理解を加速させ、より包括的な診断や治療法開発の端緒になる知見と考えられます。 ASDは、コミュニケーションの困難さやこだわりの強さなどを特徴とする発達障がい[2]の一つです。これらの中核症状に加えて近年は、ほぼ必ず認められる症状として感覚症状も注目されています。しかし、比較的シンプルな情報処理に関わる感覚症状と、コミュニケーションなど複雑で高次な脳機能の症状とが、なぜ一人のASD当事者の中で同居していることが多いのか、そのメカニズムは

    AFCP
    AFCP 2019/06/21
    元論文は J Neurosci 。
  • オートファジー機能の欠損が自閉症様行動を誘導 | 理化学研究所

    理化学研究所(理研)脳神経科学研究センタータンパク質構造疾患研究チームの田中元雅チームリーダー、ケルヴィン・フイ研究員らの研究グループ※は、細胞内のタンパク質分解に関わる「オートファジー[1]機能」の欠損によるタンパク質恒常性の低下が、自閉症様の行動を誘導することを発見しました。 研究成果は、自閉症[2]などの発達障害や精神疾患の克服に向けた新たな治療戦略の開発に貢献すると期待できます。 オートファジー機能の制御に重要な遺伝子の変異が自閉症患者の一群に見られることから、それらの遺伝子がさまざまな発達障害や精神疾患に関与していると考えられています。 今回、研究グループは、マウス脳の興奮性神経細胞[3]または抑制性神経細胞[3]において、オートファジー機能に関わる遺伝子を欠損させたところ、欠損マウスが社会性の欠如などの自閉症様の行動を示すことを見いだしました。また、新たに開発したプロテオミク

    AFCP
    AFCP 2019/04/11
    マウスでの研究。元論文は Sci Adv 。
  • 自閉症・統合失調症などの病因に多価不飽和脂肪酸の代謝異常が関与 | 理化学研究所

    千葉大学社会精神保健教育研究センターの橋謙二教授(神経科学)、大学院医学薬学府博士課程4年の馬敏、理化学研究所脳神経科学研究センター 分子精神遺伝研究チームの吉川武男チームリーダーらは、自閉症スペクトラム障害(ASD: autism spectrum disorder)や統合失調症などの神経発達障害の病因に、多価不飽和脂肪酸の代謝に関わる可溶性エポキシド加水分解酵素(sEH: soluble epoxide hydrolase)の異常が関与していることを明らかにしました。 ASD統合失調症は代表的な神経発達障害ですが、その病因は未だ明らかにされておりません。多くの疫学研究から、妊娠期の母体免疫活性化(MIA: maternal immune activation)が、生まれてきた子供の神経発達障害の発症リスクを高くすることが示唆されています。今回、toll-like receptor-

  • 自閉症の局所的な神経情報処理特性 | 理化学研究所

    理化学研究所(理研)脳神経科学研究センター高次認知機能動態研究チームの渡部喬光副チームリーダーらの国際共同研究チーム※は、高機能自閉症スペクトラム(ASD)[1]当事者の症状が、脳内の「感覚関連脳領域」や「尾状核[2]」における局所的な神経情報処理特性と関連していることを発見しました。 研究成果は、ASDの多様な症状の統一的理解の発展に貢献し、将来的にはASDの早期診断・早期介入の手がかりになると期待できます。 ASDは、コミュニケーションの困難さやこだわりの強さなどを特徴とする発達障がい[3]の一つです。これらASDの症状と脳内の情報処理に関わる神経ダイナミクスの関係について、これまで脳全体では研究されていましたが、局所的な脳領域ではほとんど調べられていませんでした。 今回、国際共同研究チームは、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)[4]を用いて、「神経活動の時間スケール[5]」をヒトの脳

    AFCP
    AFCP 2019/02/16
    元論文は eLife Sciences 。
  • 多感覚情報の統合機構 | 理化学研究所

    要旨 理化学研究所(理研)脳科学総合研究センター行動遺伝学技術開発チームの糸原重美チームリーダー、黒木暁リサーチアソシエイト、吉田崇将客員研究員、細胞機能探索技術開発チームの宮脇敦史チームリーダー、早稲田大学大学院先進理工学研究科生命医科学専攻の大島登志男教授らの共同研究グループ※は、マウスを用いて、多感覚刺激に対する大脳皮質の新たな神経応答を発見しました。 複数の知覚情報の統合は、外界の情報を正確に素早く得る手段であり、高次脳機能の根幹をなします。これまで、大脳皮質の多くの領域におけて複数種類の感覚刺激(多感覚刺激)に対する応答が報告されていましたが、これらの領域がどのように連携して感覚情報を統合しているのか、明らかではありませんでした。 今回、共同研究グループは、信頼性の高い光学シグナルを興奮性細胞もしくは抑制性細胞選択的に発する遺伝子改変マウスを新たに作製し、感覚刺激がない状態と多感

    AFCP
    AFCP 2018/03/15
    現時点では発達障害との距離はまだ遠そうだけど、プレスリリースではやはり "発達障害のメカニズム解明や治療へつながると期待" が出てくるんだな。元論文は Cell Reports 。
  • 小児慢性疲労症候群は報酬の感受性低下を伴う | 理化学研究所

    要旨 理化学研究所(理研)ライフサイエンス技術基盤研究センター健康病態科学研究チームの渡辺恭良チームリーダー(大阪市立大学大学院医学研究科 名誉教授)、水野敬上級研究員(大阪市立大学大学院医学研究科 特任講師)と、熊大学医学部附属病院の上土井貴子助教らの共同研究グループ※は、小児慢性疲労症候群(CCFS)[1]の患児の脳では、低い報酬しか獲得できなかった場合に、線条体[2]の被殻と呼ばれる領域の神経活動が低下していることを、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)[3]を使って明らかにしました。 CCFSは3カ月以上持続する疲労・倦怠感および睡眠・覚醒リズム障害を伴う病気であり、不登校の児童・生徒に多く発症が見られます。CCFSに伴う学習意欲の低下や、記憶・注意力の低下が学校生活への適応を妨げている可能性があることから、病態と脳機能の関係の解明が課題となっています。意欲と密接な関係を持つ脳機能の

    AFCP
    AFCP 2016/11/16
    元論文は Neuroimage Clin 。
  • 抱っこして歩くと赤ちゃんがリラックスする仕組みの一端を解明 | 理化学研究所

    ポイント 抱っこして歩くと赤ちゃんの泣く量や心拍数が顕著に低下 哺乳類の仔がおとなしくなり運ばれる「輸送反応」には触覚、固有感覚と小脳皮質が必要 子は輸送反応により親の育児に協力 要旨 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、哺乳類の子どもが親に運ばれる際にリラックスする「輸送反応」の仕組みの一端を、ヒトとマウスを用いて科学的に証明しました。これは、理研脳科学総合研究センター(利根川進センター長)黒田親和性社会行動研究ユニットのジャンルカ エスポジート(Gianluca Esposito)国際特別研究員と吉田さちね研究員、黒田公美ユニットリーダーらと、精神疾患動態研究チーム、トレント大学、麻布大学、埼玉県立小児医療センター、国立精神・神経医療センター、順天堂大学による共同研究グループの成果です。 私たちは、母親が赤ちゃんを抱っこして歩くと泣き止んで眠りやすいことを、経験的に知っています。同

    AFCP
    AFCP 2013/04/21
    動画もとてもいいな。ドライブで泣き止む赤ちゃんがいるのも同じ反応なのかなあ。元論文は Curr Biol 。
  • 親の受けたストレスは、DNA配列の変化を伴わずに子供に遺伝 -ストレスが影響する非メンデル遺伝学のメカニズムを世界で初めて発見-

    プロファイリングで、抗がん剤候補物質の作用機序を解明 -独自のプロテオームプロファイリングシステムで薬剤標的を迅速同定- ポイント 作用既知薬剤のプロテオーム情報から、作用未知薬剤の効果をプロファイリングで予測 植物由来新規誘導体BNS-22がDNAトポイソメラーゼIIを標的にして働きを阻害 BNS-22がトポ毒型と違った触媒阻害型の新抗がん剤として期待 要旨 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、独自の薬剤プロテオーム※1プロファイリングシステムを活用して、新規抗がん剤候補物質の作用を解明することに成功しました。これは、理研基幹研究所(玉尾皓平所長)ケミカルバイオロジー研究基盤施設の長田裕之施設長、川谷誠研究員と、京都大学医学部附属病院の木村晋也講師(現佐賀大学医学部教授)、前川平教授らとの共同研究による成果です。 2005年、木村晋也講師らは、ブラジルの熱帯雨林に自生するオトギ

    AFCP
    AFCP 2011/06/25
    元論文 http://bit.ly/koGVPL はCell。 エピゲノム状態の遺伝かあ。なんでもありだなあ。
  • 404 Not Found | 理化学研究所

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    AFCP
    AFCP 2007/03/24
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