フェイスブックなどのソーシャルメディアが普及する中、特に10代の子供を持つ親は「ネットいじめに遭っていないか」「危ないサイトを見ているのではないか」など子供のネット利用に不安を抱きがちだ。米国の若者166人に聞き取り調査をし、こうした不安への回答を試みた「つながりっぱなしの日常を生きる」著者のダナ・ボイド氏にネット時代の若者との向き合い方を聞いた。――この本を書こうと思ったきっかけは。「私は
私が医師になって7~8年ほどしたころのことです。私は、ある小児病院で非常勤医師として働いていました。一種の研修医のようなものです。 一日の診療が終わるとよく夕方から自主的な勉強会があり、夜遅くまで文献の読み合わせをしたり、診断や治療方針をめぐって同僚や先輩方と議論しあうのが日常でした。比較的自由な立場だった私は、様々な科の勉強会に日替わりで参加していました。 その日はある希少疾患についての勉強会だったのですが、たまたまその疾患の経験があったことからディスカッションの中でコメントをしようと、「私の経験では…」と切り出したそのとき、指導医だったN先生の雷が落ちました。 「お前の経験はどのくらいのものなんだ?世界中に、この診断について知見が蓄積され、論文として発表されている。それを無視して、まず自分の経験からものを言いはじめるのは傲慢だ。『私の経験では』という言葉を使うな!」と。 私は、はっとし
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く