知的障害のある少女に対する準強制わいせつとわいせつ目的略取の罪に問われた福岡市早良区の無職友納義晴被告(66)に、福岡地裁は26日、懲役4年(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。 判決理由で野島秀夫裁判長は「判断力が乏しいことにつけ込み、発覚しづらいとみて知的障害者を狙った。特別支援学校の周囲を徘徊して被害者に声をかけた。卑劣だ」と指摘。別の知的障害者に対する準強姦罪などで有罪となり、服役後、約4カ月後の犯行だったとして「規範意識の低下が顕著。責任は重い」と判断した。 判決によると、昨年10月8日と10日の午後、福岡県内の特別支援学校周辺で少女を車に乗せ、体を触るなどした。