ロテ職人の臨床心理学的Blog 総合病院精神科勤務の(自称臨床心理学者な)臨床心理士が仕事や研究その他について語ってみる TOP ホーム > 資格問題 > 「日本臨床心理士会が公認心理師の職能団体へ移行する?」という問題に対する現在のワタクシの見解(後編) 公開日: 2016/06/20 : 資格問題 公認心理師, 国家資格, 政治, 職能団体, 臨床心理士, 資格
ご注意 本記事はフィクションであり、実在する法案、資格、団体、個人等とは一切関係ありません。 また、本記事は筆者である“ロテ職人”個人の政治的な態度を反映したものではないことをご了承ください。 では、以下が本文となります。ごゆっくりお楽しみください。 某法案、気に入らない先生方はたくさんいますよね? 拝啓 早春の候、先生方におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。 さて、先生方も気になっておられると思います。某法案。 あんなのメチャクチャですよね。 最大の問題はアレです。「指示」の件です。 本来、我々の職務というのは自由でなければならないのです。他職種が我々の神聖な専門領域にノコノコと乗り込んできて、我々に「指示」するなんてあってはならないことなのです。 現実問題として、開業されている先生方におかれましては経営的な打撃を受ける可能性もあると思います。そんなことが起こった場合、我
学会1日目疲れたの巻 日づけ捏造の上、簡易更新で失礼いたします。 10月28日、日本ロールシャッハ学会第21 記事を読む 日本ロールシャッハ学会第21回大会で研究発表とWSの事例提供します �明日から2日間、札幌国際大学におきまして、日本ロールシャッハ学会第21回大会が開催されます 記事を読む 台風なので… 今日は台風なので… もう出勤してしまいました。 やらねばならないことが山積みです 記事を読む ゴールドウォーター・ルールに則ってみれば小池都知事の心理がスカーフから読み取れるあの人は完全にアウトだよね 17/10/02のエントリ、小池都知事の心理がスカーフから読めるそうだで取り上げた「臨床心理 記事を読む 感情認識AI技術はオンラインカウンセリングの質の向上につながるか? (いらすとやより「AIに支配される人達のイラスト」) こんなプレスリリースを発見。 記事を読む
14/06/27のエントリ、臨大協の「公認心理師法案の国民と臨床心理士への影響について」に全く意味不明な部分がある件と、14/06/30のエントリ、臨大協の「公認心理師法案の国民と臨床心理士への影響について」がいつの間にやら改訂されている件で取り上げました、日本臨床心理士養成大学院協議会(以下、臨大協)の出した文書、「公認心理師法案の国民と臨床心理士への影響について」。 改めて意味不明な部分を引用します。 臨床心理学が心理学の一分野として位置づけられ、心理臨床学の独自性がなくなり、専門職としてのアイデンテイテイを持てなくなる可能性が生じる。 公認心理師法案の国民と臨床心理士等への影響について(改訂版・PDF注意)より 本当に何度読んでも意味不明です。 ところが、ひょんなところからこの文言の意味がわかりました。 どこからかと言いますと、同じく臨大協のサイトにアップされていたこの文書からです。
昨日のエントリ、公認心理師法案に対する各団体の動きと「臨床心理士」の名称使用制限についての続きです。 私の疑問。新潟県臨床心理士会のサイトに「名称の使用制限において類似する名称(臨床心理士もこれに該当します)」と明記されている件で、公認心理師(仮)の法案が通った場合、「臨床心理士」という名称は使えなくなるのか?新潟県臨床心理士会が「使えなくなる」と主張する根拠は何なのか? これらについて、Twitterにてご意見いただきました。 ちょっと見ていきたいと思いますよ。 いつもお世話になっております、Τακäħjrö Ιŋøüé(@inotti_ele)さんから。 @rotemeister 臨床心理士の名称について https://t.co/gZBtguSFCD https://t.co/wxOBpIVd6d https://t.co/Qv1TjuYMBQ(新潟の方) — Τακäħjrö Ιŋ
最近、とある臨床心理士のブログを発見しまして。 その方、大卒後に指定大学院に進学し、修了後は1年間「カウンセリングオフィス」にて勤務。その間に臨床心理士資格試験を受験し、今年の4月づけで資格が交付されたという方なのですが… なんと、4月から某所(都心の一等地です)にご本人の「メンタルケアオフィス」を開業するのだそうな。 その方、公開されているプロフィールに間違いがないとすれば、現在27歳。 浪人・留年等がなくストレートで修士課程を修了していれば(1年間のカウンセリングオフィス勤務を入れて)25歳のはずで、そのブランクがどうなっているのかはわかりませんが、「学業に励む傍ら各ファッション誌で読者モデルとして活躍」していたとのことです。芸能事務所に所属しているようで、事務所のサイトを見ると読者モデルから本格的な芸能活動へと進み、テレビでお見かけする方々もちらほら…。 お父様が精神科医ということで
「臨床心理士の専門性と養成カリキュラムが国家資格案に十分に反映される」ことが「必要不可欠」って本気で言ってますか? 私のリアルにも影響が及んだりして色々と面倒なんで、もう関わらないようにしようと思っていたのですが、どうしても気になったので書いてみます。返信等は特に必要ありませんのでご了承ください。 さて、少し前の話になりますが、11月13日づけで臨床心理士の職業的専門性と資格を考える有志の会(以下、有志の会)のサイトにこんな文章がアップされております。 ・心理師資格の現状ー資格ー法案について(※pdf注意) こちらの文章は、11月8日に日本臨床心理士養成大学院協議会会員校へと送付されたものなのだそうな。 私が気になったのは、この文章の核をなす以下の部分です。 臨床心理士の養成にあたってきた養成校の立場からすると、心理職の国家資格には、以下の点が臨床心理士有資格者にとっても、国民のこころの健
シリーズ第4弾。これで完結です。 未読の方はまずは過去ログをどうぞ。 ・今、私が考える超現実的な心理師(仮称)資格その1─求められる「専門性」とは?(13/10/28) ・今、私が考える超現実的な心理師(仮称)資格その2─むしろ「役に立たない資格」にすべき(13/10/29) ・今、私が考える超現実的な心理師(仮称)資格その3─資格保持者の情報の管理と公開を(13/10/30) 私が考える「超現実的資格案」(「超現実的」と言ってもシュールレアリズム;超現実主義ではないですよ)についてまとめると以下のようになります。 1)汎用資格である国資格としての心理師(仮称)に臨床心理職としての専門性を求めるのは無理。 2)心理師(仮称)は「それを持っているだけでは役に立たない資格」と考え、専門性に関しては他の専門資格(臨床心理士等の民間資格)で補完すべき。 3)心理師(仮称)資格保持者は、経歴・他に所
一昨日のエントリ、今、私が考える超現実的な心理師(仮称)資格その1─求められる「専門性」とは?、そして昨日のエントリ、今、私が考える超現実的な心理師(仮称)資格その2─むしろ「役に立たない資格」にすべきの続き。 いよいよ私の考える「超現実的資格案」の根幹部分について述べていきます。 まず確認と言いますか、昨日述べた「役に立たない資格にすべき」という場合の「役に立たない」というのは、「それだけ持っていても何の役にも立たない資格である」という意味です。 同時に「役に立たない」というのは「臨床心理職としての専門性を保証するのに役に立たない」という意味で、資格保持者にとっては確かに「役に立たない」のですが、ユーザーにとっては「役に立つ」ことは色々あると思うのです。 そんな「それだけ持っていても何の役にも立たない」資格制度で、臨床心理職の専門性を担保できるのか?…出来るのです!…多分… どうするかと
…というか、心理学検定のサイトにはこう書かれております。 日心連は、49の心理学関係の学会が加盟する団体で、日本における心理学ワールドの統合と発展を目指して、平成11年より活動を続けております(http://jupa.jp/)。 そのひとつの活動の柱として、心理学関連学会等の認定する資格が20弱ある現状に鑑み、その統一について検討しておりますが、まずは基礎資格として大学学部卒レベルの資格試験制度を制定いたしました。 ここで述べられている「資格が20弱ある現状に鑑み、その統一について検討」というのは、まさに国資格としての心理師(仮称)のことでしょう。そして、「基礎資格」「大学学部卒レベル」とありますが、そこにはやはり臨床心理学的な専門性は存在し得ません。 「そんな資格は役に立たない!」とおっしゃる方もいらっしゃることと思います。 はい。そうです。役に立ちません。 認定心理士の資格を持っていて
これから何回かに渡って「今、私が考える超現実的な心理師(仮称)資格」について述べていきます。 まずは冒頭にアップしたこの画像。 心理職の国家資格化を推進している三団体のうちの一つ、日本心理学諸学会連合(日心連)のサイトに掲載されている全8ページのパンフレットの最後のページです。 ・心理職に国家資格を(※pdf注意) 日心連に含まれる団体内だけでも、心理学に関するこれほど多くの資格があるのです。 これらの資格に共通する「専門性」とは一体何なのでしょうか? 既にTwitterではつぶやいたのですが… なーんでみんな国資格の心理師(仮称)に専門性を持たせたがるのかな?あれだけの団体が関わることになった最大公約数に専門性なんてあるわけないじゃないですか。少なくとも「臨床心理職としての専門性」を持たせるのは不可能だと思うんですけど。 — ロテ職人 (@rotemeister) October 26,
それってホントに民主的なの?と思ったり思わなかったり──東京版インフォームド・コンセントの会と実名限定掲示板 【資格問題】の金曜日 13/09/21のエントリ、東京版インフォームドコンセントの会でご紹介したアレ(会合の名称は「在野から心理職の資格法制化を考える会」でいいんでしょうか?)、「いわゆる推進派からのプレゼンテーション」については「日本臨床心理士会資格法制化プロジェクトチームに依頼中」とありましたが、結局誰がいらっしゃるのか決まったんでしょうか? 臨床心理士の職業的専門性と資格を考える有志の会のホームページでは特にアナウンスはありませんし、Twitter(@cpyuhshi2013)でも特に言及はされておりません。 そういや、今年7月14日に行われた「インフォームド・コンセントの会」には、「推進の立場から」ということで今井たよか氏が参加されたのですよね。今井氏はご自身のブログ、臨床
※上記図表はあくまでも「イメージ」であり、当エントリで主張している内容とは直接関係はありません…多分。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 当ブログを読んでらっしゃる専門家の皆様方の中には、スクールカウンセラー(以下SC)として学校臨床の領域で働いておられる方が数多くいらっしゃると思います。過去に一度でもSCをしたことがあるという方も含めれば、さらにその数は増えることでしょう。 これから書くことは、そうした方々、特にこれから学校臨床の領域で働きたいと思ってらっしゃる方を、ある意味では「敵に回す」ような内容になってしまうかもしれません。 ただ、個人的にはそういう方のご意見こそうかがいと思っておりますので、まずはお読みいただけると幸いでございます。 さて、タイトルにもありますが、改めて皆様にご質問させていただきます。 「現在のSCの時給は適正だとお思いですか?」 時給5000円代…って結構
昨日のエントリでご紹介させていただきました、「臨床心理士の職業的専門性と資格を考える有志の会」(以下「有志の会」)ですが、そちらのページを見ますと、「インフォームド・コンセントの会開催と心理師資格案の全員投票への要望書」(※PDF注意)なる書類がアップされております。 興味がある方はご覧いただき、賛同される方は署名なり何なりをしていただければと思うのですが… さて、こちらの要望書。いくつか疑問点があったりしますので、挙げてみたいと思います。私の知識不足、理解不足によるところもあると思いますので、そうした点に関してはご指摘いただければと思います。 「有志の会」代表、平井正三氏名義での「要望書」の一部、コピペしていきたいと思います。 日本臨床心理士会は情報の周知をしていなかった? われわれ「臨床心理士の職業的専門性と資格を考える有志の会」は、日本臨床心理士会が、「心理師」国家資格創設を、一般会
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く