タグ

ブックマーク / cbtcenter.jp (8)

  • リワークについて思うこと : ブログ:滋賀・京都のカウンセリングルーム認知行動療法のCBTセンター

    巷ではリワーク(Rework)というものが流行っています。Reが再びって意味です。Workが働く。要するに、休職していた人などが、再び働き出すためのお手伝いがリワークです。 今回のネタは、リワークについてぐだぐだ書いてみます。 まあ、普通に個別の復職支援なら「CBTセンターでもクライアントさんの何割かは復職支援だ」ということなんですが、巷で流行りのリワークとは、そういう休職中の人達を一定人数集めて、集団精神療法やショートケアとかで一定時間過ごしてもらうことで、復職のステップを踏んでもらうという試みのことを指しています。 いわゆる”リワークプログラム”というのがあって、ビジネスに役立つパソコンの知識を習ったり、ビジネスマナーを学んだり、認知療法をしたり、ヨガをしたり、etc.と、カルチャーセンター+自己啓発セミナー的に良さそうなものを詰め込んでるようです。 確かに休職して家にいる状態と、復職

  • 精神科外来における向精神薬投与制限が開始されます : ブログ:滋賀・京都のカウンセリングルーム認知行動療法のCBTセンター

    2014年10月1日から、精神科外来では、抗不安薬、眠剤は2剤まで、抗うつ剤及び抗精神病薬は3剤までに制限され、このルールに従わない場合、診療報酬のいくつかの項目で減点となるようです。 そこからあれこれ思うことを、ぐだぐだ書いてみます。 開業の認知行動療法のカウンセリングルームにとって、薬物療法は隣の芝生なので、どうってこと無いと言えばどうってこと無いですが・・・ 参考にしたのは向精神薬の処方実態に関する国内外の比較研究 開業カウンセリングをしていると、色々な病院、お医者さんの処方を目にする機会があります。 意外とこれはこれは病院で働く心理士よりもアドバンテージかもしれません。 それらを観て思うことは、処方のクセというのは、一度ついたら直らないもんなんだなあという事です。 きっと一時スルピリドを出すのが流行った世代がどこかにあるのだと思います。その世代の人は、ずっとスルピリド出し続けるわけ

    AFCP
    AFCP 2014/04/09
    "処方のクセというのは、一度ついたら直らないもんなんだなあ"
  • 臨床心理士と認知行動療法 : ブログ:滋賀・京都のカウンセリングルーム認知行動療法のCBTセンター

    わりとある誤解の一つに、「臨床心理士は認知行動療法を施術する」というのがあって、”それは間違いであり、両者に関係はない”という事について書いています。 すなわち、臨床心理士という民間資格と、認知行動療法という技法にはほとんど何の関係もありません。 どちらかと言えば、臨床心理士資格は認知行動療法などに否定的な、いわゆるアンチの立場の方々(精神分析系)が中心となって設立されている印象です。 まず最初に私自身は臨床心理士という資格を持っていないし、取ろうと思ったこともないし、試験を受けたこともありません。(試験問題は興味位んで見たことがありますが、あまりの”問題そのものの間違い”の多さにびっくりして閉じてしまいました。誤字とかそういうレベルではないです) ですから正確なことはよくわからないので、伝聞推定で書くことも多いです。 とりあえず、臨床心理士という資格は「日臨床心理士資格認定協会」とい

  • 認知行動療法家、or not : ブログ:滋賀・京都のカウンセリングルーム認知行動療法のCBTセンター

    [小堀さんのブログ 私が受けているのは認知行動療法? セラピストを吟味する]のオマージュです。(元記事は無くなりました) ずいぶん前から「こころの時代」と毎年言われていますが、そう言ったメンタルヘルスや発達障害に関わる言説の流行などで、認知行動療法が結構もてはやされています。 しかし、皆さんご存じのとおり「うちでは認知行動療法をやっています」とホームページに書いているところが実際にやっていることは稀です。 「研修/ワークショップに一回出た事があります。だから集団認知行動療法をやってます」というところは非常に多いです。そういう”にわか”CBTは雨後の筍といった増殖中です。 そういう意味では小堀さんの記事にインスパイアされたので、あれこれ書いてみたいと思います。 記事の定義を解釈するに、胡散臭い人が胡散臭くCBTを名乗る事についての問題提起なのかなと思いましたので、そんな風に書いてみます。 そ

  • 脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群) : ブログ:滋賀・京都のカウンセリングルーム認知行動療法のCBTセンター

    痛みのデパートと言われる病気 普通「こころの病」と言った時は、基的には診断に際しMRIやCTや脳波、胃カメラなどによる異常所見など客観的データが存在しない、機能性障害である事がベースになっている。 これらの異常所見(たとえば脳波異常や、脳梁の委縮など)があった場合は、身体疾患として扱われるのが妥当なところで、それらの検査なしにはこころの病かどうかを診断する事は出来ない。これを除外診断という。 たとえば甲状腺機能障害がある人は、うつ病やパニック障害と似たような精神症状を呈するので、甲状腺機能の検査をすることなしに、それらの診断はできないという感じだ。 特に生理的な検査ができないカウンセリングルームにおいては、そのような精神疾患に見せかけた身体疾患について、知識が豊富にあるに越したことはない。 さて、「脳脊髄液減少症」という、その名のとおり髄液が減少してしまうとされる病気がある。 病気の症状

  • アスペルガー障害とCBT① : ブログ:滋賀・京都のカウンセリングルーム認知行動療法のCBTセンター

    アスペルガー障害と認知行動療法について書いてみます。 パニック障害や解離性同一性障害が新しいように、アスペルガー障害が新しい感じがする。 新しいというのは、前は無かったという意味ではなく、今までの困りごと群の中から新たな1群として抽出されつつあるという意味で。 色々な勉強会などでケースを見たり、文献を読んだり、診断されている子どもさんと接するにつれ、大人のアスペルガー障害の方について徐々に弁別ができるようになってきた。 もちろん大人のアスペルガー障害を確定的に診断する事は非常に難しいので、出会う方は全て「アスペルガー障害の可能性」の人達になる。 ホン等に厳密な診断を下したりすることは、かなり労力を要するわりにほとんどメリットがないし、そもそも心理士は診断下す人じゃないし、まあ微妙です。 アスペルガー障害そのものにCBTを入れるという事は考えづらいが、1軸的な症状、例えば強迫症状であったり、

  • アスペルガー障害と認知行動療法① : ブログ:滋賀・京都のカウンセリングルーム認知行動療法のCBTセンター

    大人のアスペルガー障害(推定)の方に、あれこれ試してみる 多分アスペルガーじゃないかなーという人に、どのようにアプローチするかは以前も書いたとおりCBTをしていくという事なんだけど、この前東京認知行動療法研究所で症例報告したケースについて、どんな事をしたか記述してみる。 1、問題の同定 ここがうまく共通認識(CBTで言うところの共同経験主義)に至るかどうか、結構難しい。上手に問題の全体像を把握できるかどうかは、真摯に聞き込んでいくしかない。しかし障害特性として、問題の全体像を伝えるために順序立てて言葉を選ぶことが苦手だったり、抽象化された事と具体的な事の区別がうまくつかなくて、実際何に困っているのかわからなかったりする。 それでも後々になってから、あっと驚かされる大きなカテゴリが登場するなんて事がしばしば。 2、危機レベルの算定 上と一緒だけど、たまたま自傷行為があったり、会社を首になりか

  • 成人のアスペルガー障害 : ブログ:滋賀・京都のカウンセリングルーム認知行動療法のCBTセンター

    初めて成人のアスペルガー障害に触れた時の感触など 人口に膾炙しているアスペルガー障害ですが、それに初めて触れた時はインパクトがあって今でも覚えている。 確かその方には「分裂病型人格障害」とか診断名がついていたと思う。副病名でも不安障害とか何とか書いてたかな? まあ、しかし、その方の症状はいろいろあった。 少なくともある特定の場面でパニックを起こすし、やたら怒りやすいし、自傷行為はあるし、たぶん乖離してるし、対人関係もパッとしない、んーいささか多彩な人だなぁと思ったのを覚えている。 なんというか、不安障害と言えば不安障害なんだけど、人格障害と言えば人格障害で、これまでの脳内精神疾患マップのどの辺に位置付けていいのかよくわからなかった。 しかもとっても奇妙だと思うのは、それらの症状が薄っぺらいということだ。 薄っぺらいというのは説明が難しいけど、例えば自傷行為なんかはこれが人格障害の人なんかに

  • 1