ユニバーサルミュージックとソニーが、英国で"On Air, On Sale"という新しい試みをはじめます。これは新曲のラジオオンエアと同じ日に、シングルとして発売するというもの。過去にこのような試みがなかったわけではありませんが、2月1日からは原則として両社すべてのニューシングルが対象となります。 ソニーら、ラジオ オンエアとシングル発売を同時展開へ - Engadget ラジオが新曲のお披露目の場だったりということもあって、割と大きな動きともいえるこの「On Air/On Sale」。この動きには、海賊版対策という背景もあるのだという。リスナーがラジオでかかった曲を気に入って手に入れようとしても、iTunesなどの音楽配信サービスで見つからなければ、海賊版をダウンロードするよう誘惑されてしまう、だからすぐに買えるようにしよう、という塩梅で。 個人的には、海賊版を探すか、あきらめて次第に冷
CDの売り上げの減少、レコードショップの閉店、大手レコード会社の経営不振と、深刻な不況に直面している音楽業界。そんな中、UstreamやYouTube、iTunesなどのインターネットサービスを通じて、ユーザーに音楽を届けるケースが増えています。大物アーティストから若者に人気のロックバンド、レコード会社までもが力を入れているインターネット配信の動きをまとめてみました。 ■“生”の感動を視聴者に届けるUstream 2010年、TwitterやFacebookと並び注目された、ライブ動画の配信サービス「Ustream」。「生の映像を世界中に発信できる」という利点からか、ライブの様子を中継するアーティストが多く現れました。 <視聴者に感動をもたらした、坂本龍一> ▽ siteSakamoto ▽ skmt09 ▽ 坂本龍一氏のピアノソロコンサート、古川享氏がUstライブ配信へ - ITmedi
爆発的にヒットしているベストセラー書のパロディではありません。それは、歴とした事実。しかも、単に経営学を学ぶという趣旨に留まるものではないとしたら、どうでしょう? それは、遙か彼方アイルランド発のブラストビート(Blast Beat)。音楽の新しいジャンル? ロックバンドの名前? 聞いたことがあるような、ないような、ほとんど知られていないといった方がいいでしょう。 実は、アイルランドの音楽プロデューサー、ロバート・スティーヴンソンさんが2003年に立ち上げた高校生向けの社会教育プログラム。アイルランドに始まり、イギリス、アメリカ、南アフリカと広がり、昨年からは日本でも活動を開始しました。 いわゆるNPOですが、ここにはこれからの企業がやらなければならないようなCSRのエッセンスがつまっているのです。 スティーヴンソンさんは、世の中を変えるためには若い人が変わらなければ実現しないと考えました
「別れ」 サージが Ken Band を去ることになった。 10月、Ken Band は「Ciao Baby ツアー」と銘打ってツアーを行う。これがサージとの最後のツアーになる。 サージが去る理由は一つ、遂にバンドと仕事の両立が難しくなってきたのだ。 サージはこの問題と過去5年弱の間、ズーッと闘ってきた。 サージはバンド結成以前から、キチンとした仕事に就いていた。オレも大人なので、仕事を辞めて欲しいなどと思わなかった。20代前半の、全てを夢に賭けられる時期は、オレ達は通過してしまっていた。 仕事をしている人間にとってツアー・バンドに参加するというコトは、フルタイムの仕事を2つ抱えるコトを意味する。お互いの可能な状況の中で出来る限りの活動をしたい、そう話した。サージもそれを望んだ。 最初に Ken Band を結成した時は、ここまで物事が上手く運ぶとは、誰も考えていなかった。こ
リリースの理由は、ミック・カーンのがん闘病支援(関連記事)。新作2曲入りのカップリングCDは11月上旬に発売だ。それに先駆け、10月23日から、nau、OTOTOY、iTunes Store、musico.jpといったサイトからダウンロード配信が始まる。発売先は全23ヵ国で、1月上旬にはAmazon経由でMP3も配信開始する。 このThe d.e.pの新作で興味深いのは、プロデューサーである佐久間正英さんが新たに設立した「サーキュラー・トーン・レコーズ」(CircularTone Records)のリリース第一弾でもあることだ。 このレコード会社は、利益分配率をアーティストとレコード会社で50:50に設定している。nauやDIYSTARSのように、サービス側の取り分を最小化するのが最近の流れであり、それに比べれば利率は低い。 だがサーキュラー・トーン・レコーズは配信サービスではなく、音源の
前回のエントリ「商業音楽がボカロ音楽に勝てない理由」は、いろいろ批判されるんじゃないかと思っていたが、反発こそたくさんあったが、とくに反論らしきものは見当たらない。 ということで、一番、目についたタイトルが釣りじゃないかという意見についてコメントする。僕の定義では、あのタイトルはぎりぎり釣りではない。 このあたりは個人の主観の領分でもあるが、じゃあ、ついでに僕がぎりぎり釣りだと思うタイトルを今回つけてみることにした。 僕の中での、釣りか釣りじゃないかの境界線は、前回と今回のタイトルの中間にある。*1 *2 - さて、CDが売れなくなってきたので音楽ビジネスはライブへ回帰するべきだという主張はよく見る。 この主張はいろいろ無理があるなと個人的には思っている。 やはり今日もめんどくさくなってきたので箇条書き。 ・ そもそも日本ではライブツアーはアルバムCDのプロモーションのためにやってきたので
ニコニコ動画というサイトがある。 知っているひともいるかもしれないが、ちょうど一昨日に民主党の代表選の生中継をやっていて、それがニコニコ動画のこれまでの最大アクセスの記録を更新したらしい。 それ以前は、はやぶさの地球への帰還の生中継が最高記録だったという。 つまり、ニコニコ動画で、もっとも人気のあるジャンルは政治であり、2番目は宇宙ということだ。ニコニコという名前に似合わず、なかなか硬派なサイトだ。しかも、これが若い人たちのなかで飛び抜けて人気のあるサイトだというのだから恐れ入る。とかく批判されがちの最近の若者だが、案外、捨てたものじゃない。 そんな教養コンテンツ全盛のニコニコ動画であるが、ひっそりと、くだけたコンテンツもあったりする。ここで言及したいのはそのなかでもボカロ音楽というジャンルだ。 ボカロ音楽はYAMAHAがつくった音声合成歌唱ソフトVOCALOIDをつかって発表されている一
ジャーナリスト。アジア・ビズ・フォーラム主宰。上海財経大学公共経済管理学院・公共経営修士(MPA)。およそ15年滞在した上海で情報誌創刊、“市井の息遣い”から時代の変遷をウォッチ。「中国取材はデッサンと同じ。あらゆる角度から取材して光と影で実像をつかむ」を持論に30年近く中国に向き合う。近年は中国からの人や資本の流入をフォロー。ダイヤモンド・オンライン「ChinaReport」は10年を超える長寿コラム。 著書に『中国で勝てる中小企業の人材戦略』(テン・ブックス)、『インバウンドの罠』(時事出版)『バングラデシュ成長企業』(共著、カナリアコミュニケーションズ)、『ポストコロナと中国の世界観』(集広舎)ほか。内外情勢調査会、関西経営管理協会登録講師。宅地建物取引士。3匹の猫の里親。 China Report 中国は今 90年代より20年超、中国最新事情と日中ビジネス最前線について上海を中心に
「BUYCDs」と書かれた幕のかかったステージで、レゲエシンガーのリッキーGさん(中央)らが歌った=東京・恵比寿秦拓也さん 音楽CDが売れない。インターネットで配信される曲をダウンロードする方式に押され、生産はこの10年でほぼ半減した。そんな中、若いミュージシャンらが「CDを買おう」と呼びかけ始めた。「ジャケットのデザインも、曲の並び順も作品の一部」と訴える。名づけて「BUYCDs(CD買おうぜ)」。 運動を始めたのは、東京都世田谷区在住の秦拓也さん(34)。服飾メーカーで働きながら、プロのキーボード奏者としても活動している。 青春は、レコードやCDとともにあった。輸入レコード店の並ぶ東京・渋谷に通ってはジャズやソウルの名盤を買いあさった。20歳から独学でピアノを学び、仲間とバンドを始めた。大学卒業後は就職せずにプロを目指した。 ここ数年、CDを取り巻く状況は劇的に変わった。音
上の動画は今月初めに公開されたOK Goの新曲"This Too Shall Pass"プロモーションビデオだ。OK Goの曲に合わせてルーブ・ゴールドバーグ・マシン――いわゆる「ピタゴラスイッチ的なもの」が大アクションを繰り広げる。後半の盛り上がりが非常に印象的な作品だ。この動画は公開されてから猛烈な勢いで再生されていて,13日の時点で750万再生に達している。 この動画はそれ自体が非常に面白い作品だけれど,実はその裏には複雑な事情が潜んでいる。 簡単なまとめ OK Goが契約しているレコード会社(EMI)はPV動画の外部埋め込みを許可しない方針をとっている。しかし,外部埋め込みが無ければバイラル的な広がりは起こりえないということを知っているOK Goのメンバー達は,この制約を迂回するために,State Farmという保険会社と交渉し,この会社の広告という形でPVを制作することにした。制
平沢さんがプロミュージシャンとして最初にインターネットへ軸足を移して10年。無料配信やインタラクティブライブ、今回の「還弦主義」など、続々とネットを通じたパフォーマンスを展開してきた。その結果、この音楽不況下にあって売上を伸ばし続けているというから驚きだ。その秘密は何か? というのが今回のテーマ。 「新しいスタンダードを作った方が早い」 という前回の平沢さんの発言は、明快かつ示唆に富んでいる。いま「旧(ふる)いスタンダード」のシステムが壊れつつあり、それらを延命させるために様々な規制が講じられつつある。 だが、本来音楽は、そうしたものとは無関係にあって、そうしたものと戦う必要もない。10年前にそこから抜け出す最初の一歩を踏み出した人は、それを「体感」として語ってくれた。むしろシステムに乗った途端に失われるものについても。 では、インタビューの続きをお楽しみください。 ビジネスモデルと呼べる
24/9/30付(集計期間:23/9/16~9/22)オリコン週間“本”ランキング【コミック】では、『キングダム 73』(集英社)が初週売上27.9万部で1位となった。 7月12日に公開された映画『キングダム 大将軍の帰還』はロングラン上映を続けており、興行収入は75億円を突破したと発表されている。【BOOK】では、「パンどろぼう」シリーズの最新第6弾、『パンどろぼうとりんごかめん』(柴田ケイコ著/KADOKAWA)が週間売上4.6万部で2週連続の1位となり、累積売上は11.9万部となった。【文庫】では、ガリレオシリーズの第10弾『透明な螺旋』(東野圭吾著/文藝春秋)が週間売上4.1万部で3週連続の首位となり、累積売上部数は15.5万部となった。 24/9/30付(集計期間:23/9/16~9/15)オリコン週間映像ランキングでは、Stray Kidsの最新音楽映像作品『Stray Kid
24/9/30付(集計期間:23/9/16~9/22)オリコン週間“本”ランキング【コミック】では、『キングダム 73』(集英社)が初週売上27.9万部で1位となった。 7月12日に公開された映画『キングダム 大将軍の帰還』はロングラン上映を続けており、興行収入は75億円を突破したと発表されている。【BOOK】では、「パンどろぼう」シリーズの最新第6弾、『パンどろぼうとりんごかめん』(柴田ケイコ著/KADOKAWA)が週間売上4.6万部で2週連続の1位となり、累積売上は11.9万部となった。【文庫】では、ガリレオシリーズの第10弾『透明な螺旋』(東野圭吾著/文藝春秋)が週間売上4.1万部で3週連続の首位となり、累積売上部数は15.5万部となった。 24/9/30付(集計期間:23/9/16~9/15)オリコン週間映像ランキングでは、Stray Kidsの最新音楽映像作品『Stray Kid
ニコニコ動画で70万再生を超えた『Just Be Friends』の作者、Dixie Flatlineさんは、メジャーシーンで活動していたコンポーザー/アレンジャーだ。彼が楽曲を提供していたのは、J-POPアーティストの有名どころだった。 当然ながら、彼の作る曲には様々な「プロの手口」が込められている。R&Bスタイルのアレンジ、ラップ、エレクトロ系のサウンド。どれも高いクオリティで破綻なく仕上げられているのは当然だが、彼の作品の魅力は音楽的なテクニックだけでなく、言葉と音の整合性にあると思う。 今回はそのDixieさんと、同じ「元プロ」で同世代のボーカロイドPとして親交の深いキャプテンミライさん(インタビュー記事)をお招きし、音楽業界を良く知る二人にボーカロイドシーンについて語ってもらうことにした。 が、その前にDixieさんは何故、メジャーシーンの第一線から離れ、ボーカロイドを歌わせるこ
インターネットの普及、iPodなどデジタルミュージックプレーヤーの登場にともなって、「音楽配信」はますます大きな存在になってきている。これまでは“欲しいときにすぐ手に入れられる”というような利便性のみが注目され、クオリティは二の次という感が強かったが、「KRYPTON HQM Store」や「e-onkyo music store」など、CD以上のクオリティを持つデータを配信するサービスが登場し、そのイメージも覆された。 レコード、CD、そしてデータ……メディアの変化にともない、そのかたちだけではなく、「音楽の持つ価値」も変わってきているのではないか。 アルバムに“データ版”を用意したり、ライブを24時間以内にiTunesで配信するなど、意欲的な試みを行っている坂本龍一氏。音楽コンテンツの作り手として、そしていちリスナーとしての坂本氏の考えをうかがった。 ■今後の主流は音楽配信になっていく
高橋ヨシキ所長(id:satan666)のブログで知って、仰天したのがマウンテンデューのCMである。こんなことになっていたとは。 マウンテンデューというソーダ飲料は、日本ではどっちかというとマイナーな飲み物だけれど、アメリカではソーダ界の重鎮である。しかしこの飲み物のCMがすごい。こんなことになっていたとはと驚き、昨日はずっとCMばかり見ていた。ターゲット層はエクストリームスポーツやゲームに興じているダメなボンクラのようで、そのあたりが私の琴線に触れたのかもしれない。 日本でも人気のクイーンの代表曲「ボヘミアンラプソディ」のパロディ。あの多重コーラス(世界でもっとも収録に金がかかった曲という話があったけれど)をばっちり再現。 フェレット・チェーンソー・マサカー! フェレットはグリズリーより人間を襲う危険な生き物! チャック・ノリスをバカにしちゃいけねえぜ。やっぱ男は銃と共和党よ! セガール
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