マクロ経済における貯蓄率と投資の関係について マクロ経済では貯蓄=投資になることから貯蓄率が上がると投資が増える、だから日本のように貯蓄をよくする国は投資が多く行われている言われますがそれについて疑問があります。長文になりますが、特に以下の①、②に答えていただきたいです。そしてだいぶ推測で書いたので間違っているところを訂正してくれると助かります。 経済学では貯蓄=総所得ー消費支出ですよね?貯蓄と投資が等しくなるというのは確かに事後的に見ればそうなるのは納得できます。しかし貯蓄率を上げようとする、つまり消費を減らそうとすると最終的に投資は増えるものなのでしょうか? 思うのですが、消費を減らすとその分収入が減るだけで、投資は増えない(結局貯蓄も増えていない)ということになることはありませんか?また消費が減ると、企業は新たな事業をおこす時に想定する利益も低めに見積もり、ますます投資が増えないので
This webpage was generated by the domain owner using Sedo Domain Parking. Disclaimer: Sedo maintains no relationship with third party advertisers. Reference to any specific service or trade mark is not controlled by Sedo nor does it constitute or imply its association, endorsement or recommendation.
小野善康さんの新著『成熟社会の経済学』岩波新書が出た。出てすぐに一度読み、今、二度目を読んでいるところだ。この本は、是非、多くの人に読んでもらいたいので、何回かに分けて紹介したいと思う。 成熟社会の経済学――長期不況をどう克服するか (岩波新書) 作者: 小野善康出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/01/21メディア: 新書購入: 15人 クリック: 311回この商品を含むブログ (31件) を見るこの本は、ずばり、「小野善康、国民の疑問すべてに答える」、というものだといっていい。小野さんは、菅直人氏が総理だったときに、経済政策のブレインとして起用され、話題となった。そのとき、小野さんの提案する政策に対して、マスコミや国民から多くの疑問が巻き起こった。かくいうぼくも朝日新聞に論説を寄稿し、小野さんの理論に賛同しながらもいくつかの疑問を投げかけた一人だった。中には、罵詈雑言や際物
This webpage was generated by the domain owner using Sedo Domain Parking. Disclaimer: Sedo maintains no relationship with third party advertisers. Reference to any specific service or trade mark is not controlled by Sedo nor does it constitute or imply its association, endorsement or recommendation.
This webpage was generated by the domain owner using Sedo Domain Parking. Disclaimer: Sedo maintains no relationship with third party advertisers. Reference to any specific service or trade mark is not controlled by Sedo nor does it constitute or imply its association, endorsement or recommendation.
7日と昨日のエントリで拾いきれなかったISLM論争に関するネット上の言説を以下にまとめてみる。 デロング FOMC開催時という間歇的なタイミングでしか貨幣供給の変化が起きない現状では、M固定というLM曲線の仮定も現実味を持つ*1。 サムナー モデルは可能な限りシンプルにすべき、というデロングとクルーグマンの見解には賛成。だが、そうなると財と貨幣だけで十分で、債券イラネ。金利が話に入ってくると却って訳が分からなくなるので*2。むしろ代わりに名目GDP先物(たとえ仮想的なものとしてでも)を入れた方が話が分かりやすくなる。 デロング(上のサムナーのエントリに反応) サムナーやMatt Rognlieは2008年の金融政策が緊縮的だったと言うが、それは誤解を招く表現。ベースマネーは3倍に膨らみ、国債金利も下がっていたのだから、緩和が不十分だった、と表現すべき。ISLMの枠組みで考えればそのことが明
Paul Krugman - Keynes' General Theory of Employment, Interes プリンストン大学のポール・クルーグマンです。ケインズについて、いやケインズの序文を書くというので、ぼくは文字通り欣喜雀躍でした。ぼく自身もケインズが現代世界にもたらしたようなものを、ちょっとでももたらそうとしてはきたと思うんです*1。それは知的にも革新的で、世界をもっとよい方向に変えようとした経済学なんですが、でももちろん、だれもケインズのようにはなれないし、どんな本も『一般理論』のようにはなれません。これは西洋文明をほとんど崩壊させかけた問題を、(ためらい)解決した本です。それは一流の経済学者の道具を総動員しつつ、何が重要かについてのセンス、そして物事を考え抜く方法論の面で、真に過激になるのを恐れない意欲を組み合わせたものです。実に驚異的な本で、しかも驚くほど価値を失
This webpage was generated by the domain owner using Sedo Domain Parking. Disclaimer: Sedo maintains no relationship with third party advertisers. Reference to any specific service or trade mark is not controlled by Sedo nor does it constitute or imply its association, endorsement or recommendation.
まずこの3つを把握してからなら、何を読んでも腑に落ちるよ↓ 現代のマクロ経済学の3つの流派 1. ネオクラシカル・・・(クラシカル+マネタリズム) ・インフレやデフレは純粋に貨幣的現象であるから 景気後退時には、中央銀行が貨幣量を増加させれば 景気回復する(マネタリズム)。 マネーが重要(Money matters.)。 ・財政政策は民業を圧迫するから、政府は原則的に 小さければ小さいほど良い(=小さな政府)。 ・規制緩和をして供給を増やせば需要も伸びるので 景気が良くなる。 ・この傾向のある主な学者はフリードマン、ルーカス、 バーナンキ(?)、竹中 ・小泉、安倍 ・米共和党 2.ネオクラシカルシンセシス/ネオケインジアン・・・ (ケインジアン+ネオクラシカル) ・インフレやデフレは純粋な貨幣的現象であるが、 市中の貨幣量増減のチャンネルは中央銀行のほかに 政府もあり財政政策も有効(マネタ
松尾匡のページ11年5月27日 日本経済学会で聞いた発表を日常用語で解説してみる 5月21日、22日の日本経済学会春期大会に出席するために、熊本学園大学へ行ってまいりました。 今回もプチ受難とドジのタネは尽きず、会場に着くやいなや、ちゃんと荷物を持っているにもかかわらずリムジンバスに置き忘れたと思い込み、すんでのところで、会場運営に忙殺されている熊学の坂上智哉さんに迷惑をかけるところでした。すみませ~ん! m(_ _)m しかし一番プチ受難につきあわせてしまったのは、大学院時代の後輩の、神戸国際大学の樋口篤志だったな。昼食に入ったパスタ屋で、ボクがコレステロールが高いので卵禁止になっていて、「スティッキーなカルボは大好きだけど食べられない」などと、経済学者にしか通じないくだらない冗談を言ってたら、早速カルボナーラを注文して目の前で食べてたのはこの樋口だ。 学会がハネてから、樋口君と、熊本名
This webpage was generated by the domain owner using Sedo Domain Parking. Disclaimer: Sedo maintains no relationship with third party advertisers. Reference to any specific service or trade mark is not controlled by Sedo nor does it constitute or imply its association, endorsement or recommendation.
This webpage was generated by the domain owner using Sedo Domain Parking. Disclaimer: Sedo maintains no relationship with third party advertisers. Reference to any specific service or trade mark is not controlled by Sedo nor does it constitute or imply its association, endorsement or recommendation.
昨日のエントリではクルーグマンの論考を紹介したが、彼がそのようにケインズ理論を称揚した時にマンキューやニューマネタリスト周辺からしばしば寄せられるのが、お前はマクロ経済学が専門ではないので最新のマクロ経済学を余り知らんだろう、という批判である*1。 そうした批判を意識したためかどうかは分からないが、一昨日のエントリでは、国際マクロ経済学者が国内マクロ経済学者よりケインジアンになる理由について面白いことを書いている。そのエントリで彼は、名目為替レートと実質為替レートの連動性が高いこと、および、その連動性の高さが物価の粘着性を示していることをグラフを用いて説明しているのだが、その後に以下のように付け加えている。 Incidentally, I suspect that this evidence is one reason why international macro people have
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く