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ブックマーク / hicksian.hatenadiary.org (20)

  • 2006-04-17

    ●J. Bradford DeLong,“The Shadow of the Great Depression and the Inflation of the 1970s”。 1970年代にアメリカ経済を苦しめた加速するインフレ(高率のインフレ率の持続)の背後に1930年代の大不況(the Great Depression)の影(政策決定の場において一つの桎梏と化した記憶)を垣間見ることができる。物価安定よりも失業率の抑制(“完全雇用”)を優先する政策決定者の態度―ニクソン大統領は失業率を高める恐れがあるインフレの抑制には否定的であり("control inflation without a rise of unemployment";アイゼンハワー前大統領は反対にインフレの加速を許しかねない(過度の)景気刺激策には否定的であり、ニクソンは1960年の自らの大統領選での敗北の責任を彼のそ

    2006-04-17
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    API 2014/05/09
  • 「ケインズ経済学をめぐる『7つの神話』」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜

    ●Mark Thoma, “Seven Myths about Keynesian Economics”(The Fiscal Times, May 7, 2013) 「ケインズは独特な性的嗜好の持ち主であり、さらに子供がいなかった。ケインズが長期的な経済問題に無関心であったのはそのためだ」。つい先日、ハーバード大学の歴史学者である二ーアル・ファーガソン(Niall Ferguson)がこのような趣旨の発言を行い、その後謝罪に追い込まれる格好となった。ケインズの性的嗜好が云々といった話は脇に置いておくとして、「経済が短期的な問題に直面している状況においてはケインジアンはしばしば長期的な問題を無視する」といった見解は広く語られているところである。しかし、ケインジアンは長期的な問題に無関心だとの主張は、ケインズ経済学に関する多くの神話のうちの一つなのである。 【神話その1;ケインジアンは「長期

    「ケインズ経済学をめぐる『7つの神話』」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
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    API 2013/05/10
    ケインズ経済学をめぐる『7つの神話』
  • サムナー 「臆病さという名の罠」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜

    ●Lars Christensen, “15 years too late: Reviving Japan (the ECB should watch and learn)”(The Market Monetarist, April 4, 2013) これまで過去15年にわたって日銀行はデフレ的な政策(deflationary policies)を推し進めてきたが、その日銀行が今や進路をはっきりと変えつつあるようだ。このことは日開催された金融政策決定会合の内容を見れば誰の目にも明らかだろう。今回の決定に関しては「極めてよいニュースだ」という言葉以外に何と書いたらよいものかこれといってうまく思い付かない。今回の日銀行の決定は日にとっても世界経済にとっても好ましく、また、教科書通りの金融緩和策であると言える。あえてマイナス面を挙げると、ターゲットが名目GDPの水準ではなくインフレ率に

    サムナー 「臆病さという名の罠」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
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    API 2013/04/05
    サムナー 「臆病さという名の罠」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
  • 「Q. 仮に日本銀行が実際とは異なる金融政策を採っていたとしたらデフレは避け得ただろうか?」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜

    ●Japan's Deflation(IGM Economic Experts Panel, January 29, 2013) 「1997年以降日ではデフレーションがしぶとく続いているが、仮に日銀行が実際とは異なる金融政策を採っていたとしたらデフレは避け得ただろう」。この主張に同意しますか? *「強く同意(Strongly Agree)」(21%/43%(confidenceの度合い*1でウェイト付けした場合)) <Judith Chevalier、Darrell Duffie、Barry Eichengreen、Bengt Holmström、Anil Kashyap、Pete Klenow、Maurice Obstfeld、Nancy Stokey> Darrell Duffie 「まったくその通り(Strongly Agree)。仮に十分過激な金融政策が実施されていたとしたらイ

    「Q. 仮に日本銀行が実際とは異なる金融政策を採っていたとしたらデフレは避け得ただろうか?」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
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    API 2013/02/05
    93年まで財政拡大をしていて景気も悪くなかったので日銀がもう少し早く緩和に転じとけば普通に景気回復したと思うね。 「Q. 仮に日本銀行が実際とは異なる金融政策を採っていたとしたらデフレは避け得ただろうか?」
  • 「名目GDP成長率は多かれ少なかれ直接的に金融政策によって影響されるのです」2013-01-15 - Irregular Economist ~hicksianの経済学学習帳~

    “Why a Second Look Matters”(CFR Symposium on a Second Look at the Great Depression and the New Deal, New York Council on Foreign Relation, March 30, 2009)におけるロバート・ルーカスの発言の抜粋訳。時間がないのでここでは抜粋訳にとどめたけれど、興味がある方は全てに目を通されることをお勧めする。 So, now, some numbers. The trend growth rate of the U.S. economy is 3 percent per year -- I'm talking about total GDP, real GDP. And we always -- we keep returning to it, it's

    「名目GDP成長率は多かれ少なかれ直接的に金融政策によって影響されるのです」2013-01-15 - Irregular Economist ~hicksianの経済学学習帳~
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    API 2013/01/15
    ロバート・ルーカス 「名目GDP成長率は多かれ少なかれ直接的に金融政策によって影響されるのです
  • 「量的緩和は有効です-やり方次第では」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜

    ●Adam Posen, “The Use and Limits of Monetary Policy”(at the China-US Economists Symposium, China Finance 40 Forum, May 8, 2012) 「アダム・ポーゼンが「量的緩和は無効だ」と認めた」との噂を耳にしたのだけれど、↑の論説によると・・・あれ?(ブログで以前訳したこちらの記事(「セントラルバンカーに告ぐ。いつまでもぐずぐずするな。行動せよ。」 )も併せて参照あれ) Another widely voiced but opposite concern about QE is the claim that our previous “unconventional” efforts to stimulate the economy either were not terribl

    「量的緩和は有効です-やり方次第では」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
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    API 2013/01/11
    「量的緩和は有効です-やり方次第では」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
  • 「どマクロの世界では期待インフレ率の上昇はどのような効果を持つか?」 - 2012-12-24 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜

    今日もまた例の彼とランチ。いつにもましてのマシンガントークだったけれども、突然ナプキンの裏に何か図を描き出すものだから、「もしや新しい経済学が誕生する瞬間に立ち会っているのか」・・・と一瞬緊張してもみたり。 IS-LMとかAD-ASとかいった「どマクロ」(ミクロ的基礎付けのないマクロ経済学)の世界では、期待インフレ率の上昇はどのような効果を持つんだろうね? 例えば、Yamin AhmadさんのIntermediate Macroeconomics(中級マクロ経済学)の中間試験(pdf)の問4はこうなっているよね。 「問4. 期待インフレ率の上昇は、物価が一定の下で、総需要の水準と総需要の構成に対してどのような効果を持つでしょうか? 期待インフレ率の上昇が経済活動に対して何の影響も及ぼさない(中立的な影響しか持たない)のはどのような状況においてでしょうか?」 「答. この問いはマンデル=トー

    「どマクロの世界では期待インフレ率の上昇はどのような効果を持つか?」 - 2012-12-24 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
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    API 2012/12/25
    どマクロの世界では期待インフレ率の上昇はどのような効果を持つか?
  • 「外からのレジーム転換」と「内からのレジーム転換」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜

    このブログでも以前一度だけ登場したことのある知人と昨日久しぶりに会ってランチ。その時の会話の様子を再現してみる(といっても、彼が一方的に喋っていたわけだけど)。 ベックワースの「マネタリー・スーパーパワー仮説」(http://d.hatena.ne.jp/Hicksian/20121201#p1)だっけ? あれ面白い話だよね。あの話から色んな政策的含意を引き出すことができるかもしれないよね。 例えば、こういった指摘がなされているよね。 「昭和恐慌」という「金位制の足かせ」を起因とする経済停滞からの脱出は、「金位制の放棄」と「日銀行の国債引き受け」を象徴とする金融緩和という、「二段階の政策レジームの転換」によって成し遂げられました。 ・・・(省略)・・・ ただし前述のエコノミスト高橋亀吉は、高橋蔵相による一連のリフレ的政策の採用は、必ずしも人の意思ではなく、むしろ不況の深刻化と軍部の

    「外からのレジーム転換」と「内からのレジーム転換」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
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    API 2012/12/07
    レジーム転換がで期待が変化するのは実は幻想かもしれませんよ。 2012-12-03 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
  • 「「流動性の罠」の罠 ~「流動性の罠」の政治経済学~」 - Irregular Economist ~hicksianの経済学学習帳~

    久しぶりに会った知人とランチ。そこでの会話をまてめてみる(といっても、相手が一方的に喋っていたわけですがw)。 himaginaryさんのブログ読んだ? 「わかりはじめた1930年代のレボリューション」。アイケングリーンさすが(もちろんhimaginaryさんもさすが)って感じだよね。 ところでさ、戦後のケインジアンに関してはどうだか知らないけれど、ケインズその人は「制約となったのは中央銀行や政府が経済をリフレートする能力ではなく、その意志であった。」との意見を持っていた、との見解もあるみたいだよね。確かOrphanidesがそんな論文書いてたんだよね。 話にあがっているOrphanides論文は以下とのこと。別れた後にメールで教えてもらった。一部翻訳しているらしく、ブログで引用してもよいとの許可をもらったので以下に引用させてもらう。 ●Athanasios Orphanides, “Mo

    「「流動性の罠」の罠 ~「流動性の罠」の政治経済学~」 - Irregular Economist ~hicksianの経済学学習帳~
    API
    API 2012/12/07
    この状態に日銀が嵌まっているとどうしたら証明出来るのか。 「「流動性の罠」の罠 ~「流動性の罠」の政治経済学~」 - Irregular Economist ~hicksianの経済学学習帳~
  • 「中央銀行の独立性」とか「アイデアの政治経済学」とか - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜

    特段仲が悪いわけでもないのになかなか都合があわずに1〜2年まったく顔を合わせないことがあるかと思うと、ちょっとしたきっかけで頻繁に顔を合わすようになって連日のようにランチをともにしたり、という経験はままあるものです。そうです。一方的に喋りまくるあの知人と街中でばったりと出くわして今日もまた彼と一緒にランチに向かったんです。というわけで、その時の会話の様子を再現してみる(話題があっちこっち飛んだもので内容にまとまりがあるかどうかはわかりませんが)。 ○「中央銀行の独立性」と「民主主義」との関係 安倍自民党総裁の発言もあってか、ここ最近はネットのニュース記事なんかを見ていても「中央銀行の独立性」の話題をよく目にするよね。 そういえば、アラン・ブラインダーがこの論文で「民主主義」社会における中央銀行の「独立性」のあり方(「中央銀行の独立性」が「民主主義の原理」と矛盾しないために満たすべき要件)に

    「中央銀行の独立性」とか「アイデアの政治経済学」とか - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
    API
    API 2012/12/06
    政治家、官僚「ケインジアン、マネタリスト、新しい古典派の学者の失敗という事にしとこう」→インチキサプライサイド経済学の勝利!!みたいな。 2012-12-06 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
  • クリスティーナ・ローマー「為替レートに関する率直な議論を求む」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜

    ●Christina D. Romer, “Needed: Plain Talk About the Dollar”(New York Times, May 21, 2011) 日付に注意されたい(2011年5月21日付の記事)。 最近開催されたコンファレンスでベン・バーナンキ(Ben S. Bernanke)FRB議長は最近のドル安傾向について意見を求められた。バーナンキはその質問に対して「為替レートの問題に関する政府のスポークスマンは財務長官です。ただ言うまでもありませんが、アメリカは強いドルを歓迎しています。」とだけ答えて軽く受け流したのであった。 バーナンキのこの発言を耳にした時、私の脳裏にはオバマ政権のアドバイザーを務め始めたばかりの頃に体験した一つのエピソードが思い浮かんでいた。あれは2008年11月のこと、私はラリー・サマーズ(Larry Summers)―彼は元財務長官であ

    クリスティーナ・ローマー「為替レートに関する率直な議論を求む」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
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    API 2012/11/28
    クリスティーナ・ローマー「為替レートに関する率直な議論を求む」2012-11-26 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
  • 「日本経済が「Lost Decade」に陥ることを回避する上で、日本の政策当局者は20年前の時点でどういった手段の採用を考慮に入れるべきだったのでしょうか?」 - Irregular Economist ~hicksianの経済�

    ●“In his recent Financial Times column, Larry Summers compares the U.S. economy today to the Japanese economy in the 1990s. Twenty years ago, what steps should Japanese policymakers have considered that would have helped avert the "Lost Decade" economic outcome?”(Quora)。コーエン経由。 <質問> つい最近のフィナンシャルタイムズのコラムでローレンス・サマーズは現下のアメリカ経済を90年代の日経済になぞらえています。そこで質問です。日経済が「Lost Decade」に陥ることを回避する上で、日の政策当局者は20年前の時点

    「日本経済が「Lost Decade」に陥ることを回避する上で、日本の政策当局者は20年前の時点でどういった手段の採用を考慮に入れるべきだったのでしょうか?」 - Irregular Economist ~hicksianの経済�
  • 独立性の罠→慎重バイアス→政治の罠→??? - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜

    ○非伝統的な政策が失敗に終わった場合にFed(あるいは中銀)の権限が侵害されるのではないかという恐れ(独立性の罠)→失敗の過大視→慎重すぎる態度→政策当局者の"bias toward caution"→too little, too lateな政策→政策の効果出ず→マクロ経済政策(財政刺激策、金融緩和策)に対する国民の疑いの目="political trap" ◇"political trap"→マクロ経済政策に対する国民・一部専門家の不信(「マクロ経済政策なんて無効だ」)→政策スタンスの現状維持、政策当局による様子見(wait and see)戦略の容認 (最悪ケース) ◇"political trap"→マクロ経済政策に対する国民・一部専門家の不信(「マクロ経済政策なんて無効だ」)→不況下における財政緊縮、金融引き締めに対する国民の賛同=清算主義に対する広い支持→不況下における財政緊縮

    独立性の罠→慎重バイアス→政治の罠→??? - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
  • 秋の夜長に不胎化介入とか非不胎化介入とかについて長々ととりとめもなくつぶやいてみる - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜

    内容はタイトル通りです。文中の「マネー」は「ベースマネー」と読み替えていただければと思いますです。 経済学には奇妙奇天烈な専門用語があるワンけど、その一つが不胎化介入、非不胎化介入ワンね。「ふたいかかいにゅう」って打っても変換されないワンもんね。 非不胎化介入なんて「非」と「不」って否定が連続してるのもややこしいワンけど、非不胎化介入って何もしない(=日銀が政府の為替介入に伴うマネーの変化を相殺しないで放置する)ことワンから「介入」っていうのもしっくりこないワンね。 何もしないことも一つの行為と見なすとするなら、介入っていうのもありかもしれないワンけど。 ただ円高が進行する現状を前にして、日銀に対して非不胎化介入を要求する際には注意が必要ワンね。 伝統的には非不胎化介入っていうと、政府による為替介入の結果市中のマネーが増加した際にそれを放置する(売りオペでマネーの吸収をしない)ことを意味し

    秋の夜長に不胎化介入とか非不胎化介入とかについて長々ととりとめもなくつぶやいてみる - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
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    API 2010/09/15
    日本経済の嘘で高橋さんが同じこと言ってたな。2000年4月からFBは完全入札になり市中消化になったと。
  • 流動性選好説、貸付資金説、ニーアル・ファーガソン(オタク系) - Irregular Economist ~hicksianの経済学学習帳~

    ●Paul Krugman, “Liquidity preference, loanable funds, and Niall Ferguson (wonkish)”(Paul Krugman Blog, May 2, 2009) ジョー・ノセラ(Joe Nocera)がさる木曜日に行われたイベント(このイベントには僕も参加したんだけれど、経済問題がテーマとなっていた。スポンサーはThe New York Review of BooksとPEN World Voices)について記事を書いてるけど、その記事ではこのイベントで僕が最もガックリさせられたことには触れられていないみたいだ。それは何かというと、僕らがマクロ経済学の暗黒時代−この暗黒時代においては、これまで苦労して獲得されてきた知識が忘れ去られてしまっている−のただ中に生きていることを示すさらなる証拠を目の当たりにしたことだ。 その

    流動性選好説、貸付資金説、ニーアル・ファーガソン(オタク系) - Irregular Economist ~hicksianの経済学学習帳~
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    API 2010/08/18
    FRBのようにゼロ金利を継続することを約束してる場合ならクラウディングアウトを起こさ無いかもしれないが日本だと日銀がデフレ圧力をかけてる状態なのでクラウディングアウトすると思うね。実際にアウトしてるし。
  • デロング「J.S.ミル 対 ECB;ワルラスの法則で世界経済の現状を読み解く」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜

    ●J. Bradford DeLong, “John Stewart Mill vs. the European Central Bank”(Project Syndicate, July 29, 2010) 中盤以降の部分訳。 1829年に、ジョン・スチュアート・ミル(John Stuart Mill)は、彼が「一般的な(全般的な)供給過剰(“general gluts”)」と呼んだ現象にどう立ち向かえばいいかを明らかにした。そのおかげで知的な面で大いなる飛躍が成し遂げられたのだった。ミルは悟った。特定の金融資産に対する超過需要が存在する裏には、生産物市場における財・サービスの超過供給が存在するということを。生産物市場における財・サービスの超過供給は、労働市場における超過供給を生み出すということを。 そこからさらに一歩進めてどのようなことが言えるかも、明らかだった。すなわち、金融資産に対

    デロング「J.S.ミル 対 ECB;ワルラスの法則で世界経済の現状を読み解く」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
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    API 2010/07/31
    デロング「J.S.ミル 対 ECB;ワルラスの法則で世界経済の現状を読み解く」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
  • 2010-07-20

    ●Paul Krugman, “More Stimulus Despair”(Paul Krugman Blog, July 18, 2010) 今日はちょっと率直に語らせてもらおうと思う。この1年半ぐらいの間、財政刺激策をめぐって議論してきたけど、その過程において僕は経済学の現状にすっかり絶望させられることになった。例えばあなたが財政刺激策はダメダメなアイデア(bad idea)だと信じているとして、それはそれでまあよろしい。でも、議論におけるマナーとして、意見を異にする相手がこちらが何を語っているかについてほんのちょっとだけでも耳を傾けてくれるだろうってことくらいは最低限期待してもいいものでしょう? 特に、財政刺激策を擁護する主張は、いつも明らかに条件付きの主張として語られてきたもんだ。財政刺激策は以下の2つの条件が満たされる時に限って実施すべし、ってね。1つ目の条件っていうのは、経済

    2010-07-20
    API
    API 2010/07/20
    イケノブ化するコーエン。しかしこのケインズVSハイエク論争の再現には驚かされるばかりだなぁ。世界恐慌の時とまったく同じ論争をまた日本でもアメリカでもやらないといけないということか・・・。
  • M.ソーマ 「インフレとデフレ、どちらの心配をすべきか?」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜

    ●Mark Thoma, “Should You Be Worried About Inflation? What About Deflation?”(moneywatch.com, July 13, 2010) 中央銀行であるFedが経済刺激策―銀行システムに対して大量の新規貨幣を(準備預金のかたちで)注入しようとする試み―に打って出ようとする時に、なぜ私はインフレーション発生の可能性に対してそこまで心配するような素振りを見せないのか? 論説ではこの点について説明してみたいと思う。これに加えて、もっと差し迫った懸念材料であるデフレーションの可能性についてもいくつか語ることにしよう。 インフレーションとデフレーションは経済に流通するマネーサプライの量と関係しているので、マネーサプライの量がどのようにして決定されるかを検討することを通じて、インフレ圧力やデフレ圧力のメカニズムについて学ぶこ

    M.ソーマ 「インフレとデフレ、どちらの心配をすべきか?」 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
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    API 2010/07/14
    インフレレンジを2%~4%と定めて2%を切ったら緩和して4%を超えたら引き締めみたいな感じで機械的にすればより市場をコントロールしやすくなるんじゃないだろか。
  • Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜 岡田靖「小幅で頑固な日本のデフレーションは問題か?」

    ●Yasushi Okada(2006), “Is the Persistence of Japan’s Low Rate of Deflation a Problem?(pdf)”(prepared for ESRI国際コンファレンス:「“失われた10年”における日経済の変貌と回復」, 東京, September 14, 2006;同じ訳をこちらにもアップ) <要約> 論文は大きく2つのパートから構成される。まず第1のパートにおいて、なぜ日経済において持続するデフレーションが小幅(マイルド)であるのかを論ずる。デフレーションが、①小幅(マイルド)であり、かつ、②長らく持続している(頑固である)、というこの2つの事実の組み合わせは、日経済が過去10年間において経験したデフレーションの最も顕著な特徴である。論文において我々は、このような2つの事実によって特徴づけられる日のデフレー

    Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜 岡田靖「小幅で頑固な日本のデフレーションは問題か?」
  • 岡田靖先生、安らかに - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜

    既にご存知の方もおられることでしょうが、岡田靖内閣府経済社会研究所主任研究官が4月10日の晩にお亡くなりになられました。 twitter上で突然の訃報に触れ、頭が真っ白でいまだにその事実を受け止めることができないでいます。 今年の年明け頃に生死の境をさまよう病魔に襲われなさったこと、しかしながら、医師も驚くほどの奇跡的な回復を遂げご無事に職場復帰されたこと、については、mixiを通じて存じ上げておりました。 岡田先生とは残念ながら直接面と向かってお話をさせていただく機会を持つことはできませんでしたが、どういう経緯か、mixiや携帯メール等を通じて個人的なやりとりをさせていただいておりました。岡田先生が病院から一時退院なさった時には以下のようなメッセージを頂戴しました。 このさいだから「なんか川の向こうで是清とケインズやらフィッシャーが『まだ仕事終わってないから来るな』と叫んでいたので振り返

    岡田靖先生、安らかに - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
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