NTTドコモは31日、今夏にも次世代の通話サービスを始めると明らかにした。音声のやりとりに高速通信規格LTEを使い、今よりも格段に音質がよくなる。サービスを使うには対応した新しい端末が必要となる。KDDI(au)やソフトバンクも導入の準備を進めている。 「ボイス・オーバー・LTE」(ボルテ)と呼ばれる技術で、韓国などではすでに実用化されている。ドコモの加藤薫社長が31日、東京都内で会見し、「冬商戦より早い時期に(対応した新端末を)出す可能性がある」と語った。 新サービスでは、よりはっきり聞こえて微妙なニュアンスが聞き分けられやすくなったり、呼び出し音が鳴り出すまでの時間が短くなったりする。現在の音声通話は、LTE対応の端末でも、自動的に1世代前の通信規格3Gを使うようになっている。