このところ、投資家界隈でも不動産や買い持ちスタイルの投資をやっているメンバーの間で持ちきりな話題が2つあり、片方が北朝鮮問題、もう片方が中国経済の信用不安であります。 これはもう、感性の問題ですので「そう思う」か「そうは思わない」か、それもこれといった根拠のある話ではないので、相場観次第でどうとでも取れる内容ですが、日本でも海外でも「この景気は長くは続かないよなあ」というもっさりとしたコンセンサスがべったりと共有認識であるグループから、そっとディフェンシブな投資にウエイトをかける、という方針になったりして、興味深いところはあります。 もちろん、本格的なリセッションが世界経済で起きましたとなれば、「そもそもディフェンシブな投資とは何か」という哲学的な命題が出てきます。マカオやドバイ、シンガポールといった金融セクターに置いておいたお金は不安定な状況に放り出されますし、安定した通貨と言われても米