神奈川県海老名市が、市が所有する通路でマネキンなどにふんする「マネキンフラッシュモブ」というパフォーマンスを行ったグループのメンバーに対し、今後、同じような行為を禁止する命令を出したのは違法だとして、グループのメンバーが市を訴えた裁判で、横浜地方裁判所は「歩行者の通行に影響を与える行為だったとは言えない」として、市の命令を取り消す判決を言い渡しました。 市は「条例で禁止された集会やデモにあたる」として、メンバーの1人に対し、今後、同じようなパフォーマンスを禁止する命令を出したのに対し、メンバーなどが「市の命令は表現の自由を過剰に規制する憲法違反だ」として、去年、命令の取り消しなどを求めて訴えを起こしていました。 8日の判決で、横浜地方裁判所の大久保正道裁判長は「今回のパフォーマンスは短時間のもので、歩行者の通行に影響を与える行為だったとは言えず、条例で禁止されている集会やデモにはあたらない