静岡のホテルが、糖尿病患者でも楽しめるフルコース料理を実現し、話題を呼んでいる。1食のカロリーが700Kcal以下でありながら、美味しさも追求。患者と家族が一緒に食べられる「幸せ食」の開発秘話を、竹屋旅館・竹内社長が語る。 「美味しく食べて健康になる」フルコース料理を実現。メニューは3ヵ月ごとに変えて、リピートにつなげている 竹屋旅館が運営する『ホテルクエスト清水』(静岡市清水区)は、糖尿病患者でも楽しめるフルコース「駿河湾レシピ」を提供し、人気を集めています。そのノウハウを活かした低糖スイーツ「いとをかし」は静岡伊勢丹でも販売し、15分で完売。伊勢丹新宿本店での販売も実現しました。 4代目である私は、銀行勤務を経て、2007年に竹屋旅館に入社。しかし当時、近隣に競合のビジネスホテルができたため、売上げは落ち込んでいました。 私は打開策を探るため、1日中、現場でお客様を見続けました。当ホテ