自民党の今村雅弘・衆院議員(比例九州)の資金管理団体「鉄輪21・政策研究会」が昨年、キャバクラの代金を政治活動費として計上していたことが、2009年分の政治資金収支報告書でわかった。 今村議員については08年以前にも同じ団体が、東京都内のキャバクラなどで使った代金を政治資金から支出したことが発覚。政治活動とかけ離れた場での支払いが繰り返されたことに、今村事務所の担当者は「不適切な計上となり、申し訳ない。返金を検討したい」と話している。 収支報告書によると、今村議員の資金管理団体は昨年3月、東京都港区のJR新橋駅近くのキャバクラで使った約5万2000円を政治活動費として支出した。 このキャバクラは風営法で「客の接待をして遊興または飲食をさせる営業」と規定された店舗。ホームページでは、胸元が大きく開いたドレスを着たホステスたちが紹介されている。 今村事務所では、「議員本人は同席していなかった。