(CNN) 内戦状態にあるリビアの反体制団体は7日までに、同国の最高指導者カダフィ大佐が2006年から米ボストンにあるコンサルティング企業に年間数百万ドルを支払い、自らの国際的な威信を高めることなどを狙った秘密の広報活動の開始を要請していたことを明らかにした。 関与していた企業は「モニターグループ」で、大佐を国際的な政治家、改革主義者と印象付ける戦略づくりに当たっていた。国防総省などの元高官らをリビアに招待、リビア側との意見交換や時にはカダフィ大佐との会見も設けていた。 この広報活動があった事実は、リビアの反体制団体「National Conference of the Libyan Opposition」がインターネットで内部メモなどを流し、暴露した。同団体によると、モニター社が2007年、カダフィ政権の情報機関責任者に宛てたメモには、キャンペーンの目的は新生リビアの誕生を国際社会に広め