以前もこのブログで紹介したが、私は戦前のレコードを蒐集し、50年代(昭和50年代ではなく、1950年代!)の真空管アンプやスピーカーをはじめてとする日本一のアナログ再生をめざすべく、日夜オーディオの研さんを積んでいる。 驚くべきことには半世紀たっても基本的なオーディオのかなめであるスピーカーの原理は変わらず、コンパクトなスピーカーが安く大量生産されていても、50年代の世界でも著名なスピーカーには勝てないものが多いということである。 例えば、JBLのジェームス・B・ランシングが生前最後に製造にかかわったとされる1951年製のJBLのD1004なぞは、スピーカー自体の重さは半端ではないが、ものすごい良い音がする。 こんなビンテージオーディオ、それなりの希少価値があるのだが、妻や子供たちからすると粗大ゴミに過ぎないという。本当にいやになる。 JBLのD1004。その後一世を風靡したJBLの50年