京都府の精華町と木津川市の境界に、「私のしごと館」という職業訓練施設がある。関西文化学術研究都市(学研都市)の精華・西木津地区にある独立行政法人「雇用・能力開発機構」が運営しているものだ。 交通はかなり不便で、大阪、京都の中心部から、どちらも1時間くらいかかる。東京でいえば、筑波学園都市のような場所に建っているものと考えてもらえればいい。 この「私のしごと館」は、明らかなバブルの遺産である。2003年に581億円をかけて建設されたもので、全長200メートル、3万5000平方メートルという巨大な建造物。わたしは初めてこの建物を見たときに、すぐに戦艦大和を連想した。 ご多分にもれず、この「私のしごと館」は大幅な赤字を出しており、その額は毎年十数億円。2006年度決算では14億7700万円であった。運営交付金は事業主負担のみの雇用保険料、いわゆる「雇用保険2事業」から出ているが、これをどう
以前から当blogをご覧の皆さんは矢野が「インフレーションターゲット政策(以下、インタゲ政策)」という政策を日本で採用すればいいと思っている、ということは御存じだと思います。 この論争に加わって非常に強く感じたことは「人は、議論のテーマが自分の気に入らないと、すぐに感情的になる」ということです。 議論をする時に矢野が気を付けていることは以下に書いておきましたので、ご参照ください。 矢野が好ましいと思う生き方:ポール・レチェット http://d.hatena.ne.jp/koiti_yano/20060208/p1 インタゲ政策論争において常に残念に感じることは、多くのインタゲ政策に反対する人たちの多くが「俺はインフレは嫌いだ!だからダメだ!」という感情的な議論しかしてくれないという点です。 「実証データに基づいて議論しましょう」とか「経済学や統計学の標準的な知見に基づいて議論しましょう」
■アメリカ合衆国では医療過誤について刑事責任を追及するかというエントリーで、「トラック運転手が故意でなく歩行者をひいても、まず免責にはならない」というコメントが付いた。 とと 2008/06/27 13:29 しかし、トラック運転手が故意でなく歩行者をひいても、まず免責にはならないですよね。 警官は免責になることが多いようですが。 とと 2008/06/28 11:56 >>トラック運転手は正しく仕事していれば、人が死なない 前走車から転落した人間をどうがんばっても物理的によけようがなくひいた場合でも、免責されず、起訴、有罪とされる場合は昔から多々ありますけど。 確かにそういう事例を聞いたことがあるような気がするので調べてみたところ、道標 世界情勢や日本社会に関する覚え書きの■首都高逆走自転車不当逮捕事件が比較的よくまとまっていた。リンク先では、「お年寄りが自転車で首都高に逆走する形で進入
地元のテレビ局でFC琉球と栃木戦が生中継された。クーラーの中でまったりと試合を見るのも良いものだ。 0-1で好機を逃し、ワンチャンスで失点。 ・・・そのままニュース。 若手自民党議員から海外の飛行機が国会議員特権でファーストクラス。これをすべてビジネスクラスに変更すると年間3000万円浮くと試算しているようだ。 若手議員に対して反論はあるかもしれないね。 通常の定年退職を過ぎた60歳以上の議員もいる。 それこそ文字通りエコノミー症候群になる。 セキュリティーの面からもファーストクラスが良いじゃないか。 国ために海外視察研修をしているんだ。ごちゃごちゃ言うな。 海外旅行じゃないんだから。 まあ、いちいち視察研修のレポートを自分のサイトで掲載したりはしないが、やることはやっている。 牛肉の等級偽装と同じ扱いをしないでくれ。 日本の議員だから外国がが分からないので秘書も同行するが、どうこういちい
在庫というほどのものでもないが、パン屋には毎日使うコマゴマとした備品、消耗品がいろいろある。 ゴミ袋、台所用洗剤、トイレットペーパーなどの日常雑貨 もちろんパン作りに必要なさまざまな副材料 卵、チーズ、ケチャップ、ソース、マヨネーズ 砂糖だけでも、グラニュー糖、黒糖、粉砂糖、ドーナツシュガーといろんな種類がある。 これらの雑多なものは在庫の管理などは全くせずに使い放題。 なくなりそうになったら買い足す、という家庭生活と全く同様なアリサマ。 管理はズサンだが、必要なときに無くなっていると困るものばかり。 普通だったら、もう少しでなくなりそうになってきたら、 「そろそろこれ、なくなるね」 「買い置きはあったかな」 「あっ、もうこれで最後だ。今度買ってきてね」 てな感じの流れになる。 しかし、メイトの場合はちょっと違う。 使って使って使って使い切って、全くなくなってから初めて 「なくなりました」
●“Using Other People's Money - A Continuing Series”(Market Power) 上の記事を読んでいる時、頭の片隅では以下のフリードマンの論説(正確にはスピーチ)が思い出されていたのであるよ。 ●Milton Friedman, “The Real Free Lunch: Markets and Private Property”(CATO, May 6, 1993) It's far harder to understand why supposedly intelligent, well-intentioned people have produced these results. One reason, as we all know, that is certainly part of the answer is the power
このところ、いろんなメディアから「格差社会批判の批判」みたいな取材が来る。「ワーキングプア」が消費しつくされたら、今度はその批判で飯を食おうということらしいが、いい加減うっとうしいので、ここでまとめて書いておく。 先日の秋葉原事件の犯人も、年収は200万円というから、韓国の一人あたりGDPぐらいで、絶対的基準でみれば「プア」とはいえない。精神異常者というのは一定の確率でいるので、こういう突出した事件を一般化することはできない。ブルーカラーの待遇は労働需給の従属変数なので、それ自体を「是正」することは無意味だ。「日雇い派遣」の禁止は、企業がアンケートに答えているように、(もっと不安定な)アルバイトに置き換わるだけである。 問題はワーキング・プアではなく、その裏側にいる中高年のノンワーキング・リッチである。私のNHKの同期は、今年あたり地方局の局長になったが、話を聞くと「死ぬほど退屈」だそ
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