ブックマーク / shinichiroinaba.hatenablog.com (10)

  • 増税論について - shinichiroinaba's blog

    「増税論者にせよリフレ派にせよこの非常時にかこつけて平時以来の年来の自分に主張を更に押し込もうとする火事場泥棒だ」というお叱りを頂戴しておりますが。 「リフレ派」と目されている人の一部に現状を慨嘆するあまり「革命でもせなだめだ」と毒を吐いているものがおりますが、これは基的には心が弱ったせいでの愚痴であって気でとっていただきたくはない。「リフレ派」の基調は反「根病」の石橋湛山主義であり根っからの日和見改良主義である。 むしろ、日ごろの原理原則を三百代言でごまかしつつ貫徹しようとするあくどい革命論者はどちらかといえば増税派の方である。 一部の左派や社民の方々には、福祉国家を充実するための増税論に革命的主体としてコミットしておられた向きもおられるだろうが、現下の状況が果たして、皆さんの理想とする「革命」にふさわしいかどうか、今一度よく考えていただきたい。ある意味でこの「非常時」はどさくさに

    増税論について - shinichiroinaba's blog
    BUNTEN
    BUNTEN 2011/04/25
    「「リフレ派」の基調は反「根本病」の石橋湛山主義であり根っからの日和見改良主義である。」過激派を自称し、革命を叫ぶ(こともある)俺も実のところ日和見主義者であることを告白せざるを得ない。orz
  • 言うておきますが - shinichiroinaba's blog

    「社会主義の教訓」と「資主義の教訓」とは「どっちもどっち」ではありません。決定的に非対称的です。 「どちらがより多くの人命を犠牲にしたか」を言うてるのではありません。 我々は――体制としてみれば――資主義なしではやっていけないが、社会主義なしでもやっていける、ということです。 それが自律的な体制のことを意味するのであるならば、我々は社会主義を拒絶することはできます。しかし資主義を拒絶することはできない。ただそれを慎重に改良することができるだけです。 現代社会主義 形成と崩壊の論理 作者: 岩田昌征出版社/メーカー: 日評論社発売日: 1993/05メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見る現存した社会主義―リヴァイアサンの素顔 作者: 塩川伸明出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1999/09/01メディア: 単行 クリック: 2回この商品を含むブログ (8件)

    言うておきますが - shinichiroinaba's blog
    BUNTEN
    BUNTEN 2010/06/30
    体制選択は非対称的であるという主張。
  • 超円高ドル安 - shinichiroinaba's blog

    である。いざドル換金――ではない。通貨投機をする趣味はない(そんな暇があったらまじめに書いた方が儲かる)。帰国も近いので極力ドル現金を使わず、日円決済のクレジットカードで買い物を心がけねば。 つうか早く対応しないと日経済終わりはしないけど結構ひどいことになるよ。

    超円高ドル安 - shinichiroinaba's blog
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    BUNTEN 2008/12/18
    「早く対応しないと日本経済終わりはしないけど結構ひどいことになる」いあ既にひどいことになってますって。orz
  • 雑誌不況を - shinichiroinaba's blog

    改めて実感した。 当然ながら当地の状況も全く予断を許さない。オバマ砲が火を噴く時は来るのか。他方我が国の中銀はどうなるのか。

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    BUNTEN 2008/11/22
    「他方我が国の中銀はどうなるのか。」"日本銀行、サヨナラを打ち続けています。"orz (宇宙戦艦ヤマトの初回に、サヨナラを打電し続けるどっかの都市があった。)
  • 「バブルとわかってる人がバブルと認めない(インセンティブをもつ)」 - shinichiroinaba's blog

    # 2008年11月05日 id:luke_randomwalker 経済学, これはどうかと うーんBISビュー/バブルだとわかるなら空売りかければ大もうけですがな/で、誰が見てもバブルなら皆が売ってたちまちバブル消滅ですがな/後から「あれは誰が見てもバブル」なんていうのはただの後だしジャンケンでしょ # 2008年11月03日 id:mojimoji セルクマ バブル退治の難しさは、バブルかどうかわからないことより、バブルとわかってる人がバブルと認めない(インセンティブをもつ)ことの方でしょう。/後は実需に直接関わる政策を金融政策より重視すればいい、ということ。 # 2008年11月03日 id:kmori58 神のごとき目を持つモジモジ君にはそれがバブルかバブルでないか見分けられるのでしょうね。我々凡人には無理だ。 http://b.hatena.ne.jp/entry/http:/

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    BUNTEN 2008/11/06
    「mojimoji氏は本名をもっとわかりやすく名乗って書かれた方がよいのではないか。」実名主義にはとりあえず反対。▼ドラエモン氏の正体はわからんが、ただ者ではないのはわかる。エキサイティング。
  • ポール・クルーグマン『格差はつくられた』(早川書房) - shinichiroinaba's blog

    格差はつくられた―保守派がアメリカを支配し続けるための呆れた戦略 作者: ポールクルーグマン,Paul Krugman,三上義一出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/06/01メディア: 単行購入: 7人 クリック: 176回この商品を含むブログ (65件) を見る かなり政治主義的解釈が前面に出ていて、「選挙キャンペーン」と言ってしまえばそれまでだが、ロジックは明快で、裏付けももちろんそれなりにきちんとあるので、勉強になる――と思ったら参照文献のリストがありません。これはひどい。あと、抄訳だそうですね。それならそうときちんと断り書きを入れるべきだ。 それにしてもここ1,2週間ちょっと調べただけでも相当数の「不平等と経済成長」に関するマクロ経済学的研究の蓄積があるのに、「格差」がこれほど議論になっており、経済学的な研究も結構あるはずの日語圏にいたはずのおれの眼にほとんど目に

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    BUNTEN 2008/10/06
    「かなり政治主義的解釈が前面に出ていて」そこが面白さの源泉であり、娯楽として読むには欠かせない部分。(^_^;)
  • ひょっとして - shinichiroinaba's blog

    今どき「左翼」を自認する人は、かつてのマルクス的共産主義の理念を旗印そしてあるいはアリバイにした中央指令型計画経済(まともな「計画」なんか実はなかったから「指令経済」なる呼称の方がふさわしい、との塩川伸明先生のご指摘は示唆深いがとりあえず)は、そしてまたユーゴ型自主管理協議体制も、そもそも基的に駄目である(たまたま運が悪かったとか、努力不足だったとかいうわけではない)という認識は当然に持っていて、ただ社会的公平や弱者支援のための市場への介入や再分配を要求する広義の社会民主主義者なんだと思っていたのだが、違うんでしょうか。 ひょっとしてまだ世間には「社会主義経済は可能だ」と思っている人が残っている、あるいは昔をよく知らない若い世代が出てきたんでしょうか。 しつこいですが 現存した社会主義―リヴァイアサンの素顔 作者: 塩川伸明出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1999/09/01メディ

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    BUNTEN 2008/09/08
    いわゆる計画経済は市場経済に比べると著しく効率が悪い(解決策がありうるかどうかは未知)ってのは確定的事実ですが、市場の活用をもって社会民主主義と定義するのが正しいとする見方には留保を付けておきます。m(_@_)m
  • GDP(?)論争のガイドラインなんか立て(られ)ないよ - shinichiroinaba's blog

    でも一応コメントしますと、論争をウォッチしたい人ははてなブックマークなんか見てても多分無駄(非生産的なヤジとネガコメしかつかないよ)なので、いちごびびえす経済板の「ブログ界隈」スレあたりをご覧になるとよいと思います。ただしそれなりの用意と覚悟のない方は書きこまず、基ヲチに徹してください。(当たり前のことですが、やるなとは申しませんが、情報操作とか工作なんて高等戦術は、それなりの見識がないとできません。)2chの「はてな村ウヨサヨヲチスレ」では既に関心はよそにずれているようで、あまり役には立たないでしょう。 論点のうちかなりの部分は、以前『所有と国家のゆくえ』感想戦(http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20060904/p3、http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20060905/p1)の反復になると思います。な

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    BUNTEN 2008/09/03
    「あの状況にいればおれも虐殺者の側だったかもしれない」馬鹿な俺は、ポルポト・スターリンだけじゃなくてナチや大日本帝国についてもそう思ったりするわけだ。orz
  • 『増補 経済学という教養』のamazonレビューで - shinichiroinaba's blog

    「ブルジョワ民主主義擁護論」とあったことにある種の感慨を覚える。 そういう言葉づかいで「批判」したことになるのだとお思いになる方がいまどきおられるとは、というより、またぞろ出てきたとは。 歴史というものはそういうものなのですね。 それともHNが顔文字で、このレビューが初めてということだから、責任もつつもりのない、ただの匿名の落書きということか――いやそこまでたちが悪い感じはしない、どちらかというと素朴な善意の人という印象だが。

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    BUNTEN 2008/08/01
    私は時々「ブルジョア経済学」という言い回しを使うけど、自分的には自虐的ニュアンスを込めていて貶める意図はない。▼「ブル新」(ブルジョア新聞)なら蔑称にできるかもしれんがマスコミ汎用の黴びた用語がない。orz
  • 本田由紀『「家庭教育」の隘路』(勁草書房) - shinichiroinaba's blog

    「家庭教育」の隘路―子育てに強迫される母親たち 作者: 田由紀出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2008/02/25メディア: 単行購入: 7人 クリック: 82回この商品を含むブログ (30件) を見る 店頭で少し立ち読み。 書は若年労働市場研究と前後して進めてられていた、ワーキングマザー研究のまとめである。既に共同報告書が刊行されており、前作『多元化する能力と日社会』でもその分析が紹介されていたが、ここで改めて議論をまとめ直している。 子を持つ親としてまったく他人事ではないネタであり、データとその分析自体大変に有意義だと思うのだが、ことに興味深いのは、あとがきでの田の述懐である。 前著が大佛次郎論壇賞奨励賞を受けた際の講評を読み、「あちゃー」と頭を抱えたのはぼくだけではないはずだ。端的には以下の橘木俊詔のコメント: これまでは学力、つまりメリトクラシーの下で人の能力が判断

    本田由紀『「家庭教育」の隘路』(勁草書房) - shinichiroinaba's blog
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    BUNTEN 2008/02/29
    問題は、デフレの現在、サムがマイナスってことだ。orz
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