日本の物価は、わずかに上昇し始めたようにも見えます。 ただ、内閣府やIMFでは2年以上の一般物価下落をデフレと定義されていることから考えても、コアコアCPIがわずかにプラス領域に入ったから、といって、それでデフレが終了、と捉えるのは早計です。 今後消費税が増税されるのに、その増税幅と同等以上のマネーを民間に還流しないのであれば、民間を巡るお金がないのですから、あたかも椅子取りゲームよろしく、日本経済は今後再び収縮に向かうでしょう。 ところで昨日、Policy Analist氏が自身のブログで、「ソニー化する日本」と題し、革新的企業だったソニーの変質について分析しています。 ソニーの凋落を示す象徴的な話だが、いったい何がソニーを変えてしまったのだろうか。元幹部たちの話を総合すると、その原因は以下の3点に要約される。 •経営陣の劣化 •米国型経営の導入 •モチベーションの低下 (某OB) 「…