南スーダン北西部バハル・アル・ガザール地方アウェルで国際医療支援団体「国境なき医師団」が運営する診療所で治療を受ける急性栄養失調と呼吸困難を起こした生後11か月の赤ちゃん(2016年10月11日撮影)。(c)AFP/ALBERT GONZALEZ FARRAN 【3月12日 AFP】国連(UN)は10日、世界が第2次世界大戦(World War II)以降最悪の人道危機に直面、4か国で2000万人以上が飢餓と飢饉(ききん)に苦しんでいると警鐘を鳴らした。 国連のスティーブン・オブライアン(Stephen O'Brien)緊急援助調整官(人道問題担当国連事務次長)は、ナイジェリア北東部、ソマリア、南スーダン、イエメンにおける「悲劇的結末」を回避するために、7月までに44億ドル(約5050億円)の緊急資金の拠出を呼び掛けた。 オブライアン氏は国連安全保障理事会(UN Security Coun