オリンピック水産物の調達方針(案)が先日公開されました。ロンドン以降のオリンピックでは第三者が透明性を持って、持続性を確認した食材のみを提供することになっていたのですが、東京大会は「国産の水産物は漁協の自己チェックでOK」という驚愕の内容になっています。このままでは日本は水産物の持続性に関心が無いということを世界に示すことになりかねません。この件についてのパブリックコメントが今日の17時まで受け付けられていますので、本文を読んで共感された方は、是非投稿してください(投稿用の例文は文末に準備しました)。 背景 「なぜ、オリンピックで水産物の持続性なのか」という背景から説明します。ロンドン以降のオリンピックでは、レガシーという概念が重視されています。オリンピックのような大規模イベントは、どうしても環境に負荷を与えてしまいます(下図の緑線)。しかし、大会をきっかけに人々のライフスタイルが改善でき
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