三角関数の使い方を知っていると、美術で便利な場合があります。回転後の見た目の長さを求めるための、三角関数の使い方について説明します。 さて美術でどうやって三角関数を使うかです。まずはこの図を見てみましょう。 画像:ある横の線(長さa)とその30度回転後の線を描く。長さは同じ。 ある横一直線の線があります。これを少し回転、たとえば30度回転させるとこのようになります。もちろん長さは同じです。 この横一直線は、BOXを真正面から見た横の幅の長さに相当します。 さて、回転後の線の一つの端から、回転前の線に向かって垂直に線を下ろします(垂線を引く、といいます) この交点と回転の中心までの長さをbとしましょう。図で表すとこのようになります。 画像:垂線との交点から回転中心までの長さをbとする。 このbの長さこそ、BOXの横の線を30度回したときの「見かけの長さ」なのです。 ここで三角関数が使えるわけ