老朽化に伴いコンクリート橋への架け替え工事が進むJR山陰線・余部鉄橋(兵庫県香美町余部)のそばで長年、親しまれてきた樹齢約50年の桜が伐採されることになった。工事に支障が出ることが理由だが、桜は住民らが駅完成を祝って植えた記念樹。地元からは惜しむ声が上がっている。 この桜は昭和34年4月、地元に新駅として余部駅が開設されたのを記念し、住民と当時の国鉄が同駅のプラットホーム横の沿道に計5本を植樹。高さ4〜5メートルに成長、ソメイヨシノとみられている。余部地区は駅ができるまでは“陸の孤島”で、鉄橋をわたり、線路伝いに約2キロ先の鎧(よろい)駅まで歩かなくてはならなかった。駅の完成は住民の悲願で、桜は喜びの象徴ともいえる存在だった。 ところが、新しい橋は現在の橋から7メートル南側につくられるため、植樹場所が建設地に含まれることになった。JR福知山支社が移植を検討したが、斜面に根を広げていることも
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