update 2007/1/25 14:16 函館信金(黒滝啓洋理事長)を副呼称とした市電の電停「魚市場通 函館信金本店前」が24日から、供用を開始した。市民や観光客が多く乗降する同電停は、地域に根差した金融機関を顔に据え、新たなスタートを切った。 函館市交通局(若狭正男局長)が、収入確保の新たな方策として、既存電停名の後に企業名などを付ける権利を販売する「ネーミングライツ(命名権)制度」として導入。市内26電停の第1号に同信金が選ばれた。年間の契約料は73万5000円。 同信金本店(同市大手町2)で同日、セレモニーが開かれ、黒滝理事長は同電停などに寄贈した照明灯、あんどん各2基の目録を若狭局長に手渡した。黒滝理事長は「市電は市民や観光客から親しまれている乗り物で、当金庫の名前を受け入れてもらえるきっかけになるはず。市電利用者のためになるよう、今後も協力を続けていきたい」とあいさつした。