東京都の旧国鉄(現JR)三鷹駅で無人電車が暴走、脱線して六人が死亡した「三鷹事件」から十五日で七十四年になる。「事件を風化させてはならない」と、市民グループ「三鷹事件の真相を究明し、語り継ぐ会」が同日、三鷹市内のゆかりの地を訪ねる現地調査や集会などのイベントを開く。参加無料。(花井勝規) 三鷹事件は一九四九年夏に起きた旧国鉄三大事件の一つ。事件で単独犯として死刑判決が確定した元運転士の竹内景助元死刑囚は、その後に無実を訴えて再審請求したが、予備審査中に病死。遺族が申し立てた第二次再審請求で東京高裁は二〇一九年七月、請求を退けた。弁護団は異議を申し立てたが棄却され、昨年三月、最高裁に特別抗告している。
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