荒海に救命胴衣なし 立ち泳ぎ15時間、55歳船長救助2009年1月7日17時18分印刷ソーシャルブックマーク 沖縄県宮古島市・下地島の北西約1.5キロの海上で6日午前8時ごろ、同市伊良部漁協所属の漁船福和丸(0.8トン)が転覆しているのを男性船長(55)の家族が見つけ、消防に通報した。宮古島海上保安署の巡視艇などが約3時間後、約500メートル西側を泳いでいた船長を救助。船長は約15時間、立ち泳ぎをして救助を待っていた、と同海保に話したという。船長は病院に運ばれたが、同日中に退院した。 同海保によると、福和丸は5日午後4時ごろ、同市・伊良部島の佐良浜漁港を出港。現場付近でイカ釣り漁をしていたところ、磯波を受けて転覆。船長は海に投げ出された。救命胴衣を着けておらず、潜水病の影響で両足が弱かったが、手だけで泳ぎ続けたという。 宮古島地方気象台によると、現場海域には5日夕から波浪注意報が出されてお