日本語の「根比べ」の語源は「コンクラーベ」? 知らないうちに事件の犯人にされてしまった人まで… 生成AIを調べものに使う人が増えています。最近では、通常のネット検索でもAIが出す答えが上のほうに表示されるように。 ただ、しれっと“ウソ”をついてしまうケースも。 なぜそんなことが?気付かないうちに身近なところに入ってきている生成AI、どう使っていけばいいのでしょうか? 目次 “万博のトイレはくみ取り式”は誤情報のはずが… 知らないうちに殺人事件で判決受けたことに?

一部の大学で義務教育レベルの講義が行われていることをめぐり、財務省と文部科学省の意見が対立しています。私立大学に助成金を配分する基準で教育の「質」と「成果」のどちらをより重視するのか、来年度の予算編成も見据えて議論が活発化する見通しです。 国の厳しい財政状況や少子化を背景に私立大学の助成金を見直す議論では、一部の私立大学で割り算などの四則演算や英語の現在形や過去形の文法など義務教育レベルの講義が行われていることをめぐり、財務省と文部科学省の意見が対立しています。 財務省は先月行われた財務大臣の諮問機関、財政制度等審議会で、学生の数などに応じたいまの配分の基準について教育の「質」を重視すべきだとして義務教育レベルの講義に否定的な立場を示しました。 これに対して文部科学省は先月、開かれた有識者会議で、四則演算はデータサイエンスやAIなどの学習につながり、英語の基礎固めは専門分野を英語で学ぶ際に
みなさんこんにちは。理科(物理)教諭の島崎亮浩(あきひろ)です。今回は本校の理科教育について、お話しいたします。 本校のカリキュラムは、物事を、大げさに言えば世界を、科学的に捉えるためにどのようにすれば良いのか、その作法を知り、実験観察を通じて体験し、体得することを目指しています。 物事を科学的に捉えるとは? 入学してくる生徒さんは、理科が好き、算数が得意という子が多く、およそ7〜8割くらいがそのようなお子さんであるように思います。東京都内でも敷地内に川が流れ、ヤギを飼育している自然豊かな本校の環境で、生き物についていろいろ調べてみたいというモチベーションを持って入学してくる生徒さんもいて、大変うれしく思っています。 さて、理科が楽しい、科学が大好きだという新入生諸君ですが、物事を科学的に捉え、考えられる生徒さんはほとんどいません。科学的に捉えるとはどういうことか、どのような姿勢で向き合え
この2か月間さる事情があり──いや、本当は大した理由もなく──数学や物理のトピックをいろいろ漁って勉強していた。そして過剰に期待しては幻滅するのをくり返していた。その過程を本記事では紹介する。 アタシっていつもこれだ……。 1. 機械学習 2. 数値計算 3. 確率論 4. 数理ファイナンス 5. 非平衡統計力学 6. 量子情報 7. 型理論・ラムダ計算 8. 物性物理 1. 機械学習 思ってたのと違った度:10/10 時代の要請と思って石井/上田『わかりやすいパターン認識』(オーム社、第2版2019年)の3部作を読み始めた。そして1巻目を読了した時点で気づく。 「こいつら線形代数とか数理統計学とかを使ってアルゴリズムを組み立てるけど、それがなぜ・どのくらい上手くいくか実験以外で全く説明しねえ! 仮説もねえ!」 結果、萎え落ちした。有名なビショップ『パターン認識と機械学習 上・下』(丸善出
CUDAの代替技術を開発することは、決して簡単なことではない。 ModularのChris Lattner氏が率いる120人の開発チームは、CUDAだけでなくAIソフトウェアスタック全体をゼロから置き換えることを目指し、3年間にわたり取り組んできた。 Lattner氏は米国EE Timesの取材に応じ「そのためには何が必要だろうか。実際、CUDAの代替技術の開発は非常に難しく、何年もかかる。われわれはこの3年間、プログラミング言語やグラフコンパイラ、大規模言語モデル(LLM)の最適化などに取り組み、それを全て整理して、大規模実装や試験、検証などを行ってきた」と述べている。 既存のAIソフトウェアスタックの問題の原因は、それが突然出現して、現在も非常に速く変化しているという事実にある。新しいユースケースやモデルに対応するために、すぐさまレイヤーが追加されるのだ。現在、CUDAの上には、One
※自分のための覚書的に書いておく文章です。出典や論拠を少しは集めて「論」の体裁にできればよかったのですが、ひとまず個人の所感ということで文章化を試みます。 2022年末にChatGPTの登場で幕を開けた「生成AIブーム」。津々浦々にその「すごさ」が知れ渡ったことで投資先行で発展してきた基盤モデルを軸とした技術だが、2025年に入って、いよいよ「どのような経済的なインパクトを出せるのか」に焦点が当たってきた。 多くの人が思い描いているシナリオは、大まかには、単なる対話システムを超えた「AIエージェント」が人間が担ってきた労働を代替し、人間では不可能なスピードで(たとえば科学などの)進歩をもたらす近未来といったものだ。人間のホワイトカラーの仕事のほとんどを代替できるような汎用的なAI(AGI)の到来は2年先に迫っているのか、まだ20年先なのかといった議論が(その「リスク」の話とともに)、一部で
1. 教員が学生に、生成AIの使用を禁じたり、使い方を制限したりすることはもう殆ど意味がない。言ったところで使う学生は使うし、「アウトな使い方」をしているかどうかを厳密に見極めるのは不可能。禁止や制限は、「バレずに生成AI使った学生だけが得をする」という環境を生むことになる。 2. Deep Researchはヤバい。あれによって多くの分野で、調べ物系のレポート課題はもう成績評価の対象として意味を成さないものになってしまった。大学教育では、情報の収集力とか、情報の信頼性を測る力とかを育てることが重視されるけど、Deep Researchがある世界でそれをどうやって?と考え込んでしまう。 3. 数年前までは、学生が課題でAIを使わないように説得するための定番理由は「AIはウソをつく(=ハルシネーションがある)」だったが、これはもう通用しない。ここ最近のモデルはハルシネーションが非常に少なく、
人間国宝の上方落語家、桂米朝が生まれて今年は100年、そして亡くなって10年の節目。2月には大阪・住吉大社境内に「一期一会」と刻んだ顕彰碑が建立された。「出会いは生涯に一度限りと心得よ」。米朝が愛した言葉だ。 郵便局勤めの父が赴任した先、現在の中国東北部・大連に生まれ、4歳で姫路市に帰ってきた。旧制姫路中学(現姫路西高校)を卒業し、大東文化学院(現大東文化大学)に進む。「在学中は寄席と歌舞伎ざんまいだったと聞いてます」と長男の五代目桂米団治は語る。そして出会ったのが明治生まれの寄席研究家正岡容(いるる)。米朝はその筆頭弟子となる。 米団治によれば「米朝本人は東京で暮らす気だったと思うけど、上方落語を復興させなさいと正岡に諭され、覚悟を決めた」。1947年に四代目桂米団治に入門、三代目米朝を襲名する。 終戦直後、上方の落語家は数人しかいなかった。彼らから根多(ネタ)を聞き取ることから始めた。
はじめに 授業 研究(学位論文指導、特に卒論) おわりに はじめに 2024年度に大学で担当している授業や学位論文の指導で、生成AI関連で気になることがいくつかあったので記録も兼ねて簡単に書いておきます。以下どうしてもネガティブなことが多くなっていますが、ちゃんと付き合う/使うためにはこういうことも考えておく必要がありそうだということで。 私自身はあまり技術的に詳しい方ではありませんが、ふだんの業務や研究では生成AIをいろいろ試しています。ChatGPT Proにはまだ手が出せていないものの、有料プランで使っているものもあります。また、生成AI絡みの研究にもちょっとだけ関わっていたりもします。 なお、以下に書くことはあくまで同様の問題に困っている、あるいは心配している人の参考になればということで例を示したものです。一口に「大学」「研究」と言っても、組織や分野、授業・研究の目的などさまざまな
生成AIの登場で卒論クオリティは様々な面で変化した 高偏差値大学ではあるので,卒論そのものが生成AIによって書かれている,なんてことはさすがにあり得ない 大体,教員が与えたテーマは答えがまだないことが多いので,自動生成は難しいのだ では,どこに出てくるかというと,卒論生が書くコードと計算結果だ 「こういうモデル作って,こういう計算してみたら,こういう結果になると思うから,計算してみて」と指示すると 1週間も経たずに計算結果を出してくる.すごい!今年の卒論生は優秀だ!と思い,計算結果をよくよく眺めると,何かおかしい. 「こういう傾向になるのは理屈上おかしい気がするなぁ.ほんとにこの結果だと大発見だけど,僕の勘では計算コードにバグがあると思う.確認してくれる?」 と尋ねると,全く進捗報告をしてくれなくなる. 「こないだの計算のバグかもって話どうなった?」って聞くと, 「ChatGPTが書いたコ
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー) 前の記事:パン祖のパン! 日本で最初に焼かれたパンを食べる > 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮 明けましておめでとうございます 2025年になってもう1カ月ほどが経った。街を歩いても、流石にもう正月の色は薄くなってきたように感じる。もはやないと言ってもいいかもしれない。1月7日、長くても1月15日くらいまでを松の内と言うので、いつまでも正月気分ではダメなのだ。 明けましておめでとうございます! お正月継続。まだまだお正月なのだ。なぜなら今回の記事が福袋の記事だから。福袋はいろいろなお店がお正月に販売している。そして、それはお店だけではない。博物館も福袋を販売しているのだ。 福袋! 私は博物館が大好きだ。好奇心を満たし
松重 今日はわざわざありがとね。 ヒロト 何がありがとうなの(笑)。 松重 しかし40年だってよ。あっという間だったな。 ヒロト 長生きしたな。 松重 長生きした。この店がまた全然変わらないから。 ヒロト 変わらない。この机とかこれぐらい汚れとったもん。 松重 あの酒の小瓶も掛け軸も当時とまったく同じ。なんにも更新されていないよ。 ヒロト タイムカプセルだね、ここは。 松重 同じ日に働き出したんだよな。大学の同級生がヒロトと岡山でバンドをやってて、そいつの紹介でこの店に来た最初の日、下(1階)で会ったんだ。 ヒロト 白衣着てな(笑)。 松重 そうそう。ヒロトがバンドやっているのは知ってたから、8㎜でヒロトを主役にした映画を撮ったら面白そうだなっていうのは、前々から頭の中にあったんだよ。 ヒロト 変な話(笑)。俺は東京に来た理由がおもろいやつに会いたかったから。で、漠然と音楽……いや、音楽と
今日の夕方には帰らないといけないんだけど、子供達が帰りたがらない 年末年始、義理実家とうちの実家で交互に帰ることにしていて2年に一回旦那の実家に帰るんだけど 普通だったら年末年始、義理の家で子供抱えて姑と一緒でかわいそうってなるんだろうが、もうこれがうちは最高すぎる 義実家に現れる独身おじさん、旦那の兄だ。 なんかよくわかんないが科学者してるみたいで、実家でもぶ厚いよくわからない難しそうな本読んでたりする なんか子供が大好きみたいで、うちが子供二人を連れて帰ってくると、このおじさんが子供達を車で連れ出したり庭でアレコレ遊んでくれる 庭で何するかっていうと焚き火になんかぶちこんで炎色反応?とかなんだけど子供達は大喜び。スライムみたいなの作ったりもしてたな ビーカーとか試験管みたいな理科の実験室でしか見たことがないような物を出してきて、年末年始よい子科学教室をしてくれてる 子供達もうお目々キラ
このたび、大阪大学は更なるグローバル化に向け、国際的なプレゼンスを一層高めて参るべく、2025年4月以降、大学の公式英語名称を「The University of Osaka」に改めることといたしました(旧英語名称:Osaka University)。 グローバルスタンダードに即した新たな英語名称のもと、大阪大学は「地域に生き世界に伸びる」をモットーに、かねて大阪の地に根づいていた懐徳堂・適塾以来の市民精神を受け継いできたアイデンティティを広く発信するとともに、国際社会において「社会変革をリードする大学」としての役割を積極的に果たして参ります。 今後とも、何卒変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 なお、ドメイン名についてはosaka-u.ac.jpから変更ありません。
拙著『GitHub CI/CD実践ガイド』は内容だけでなく、読書体験にもこだわりました。AmazonやSNSでも読みやすいという声は多く、技術書としては珍しい観点で評価を得ています。 Amazonにおける「GitHub CI/CD実践ガイド」の読者レビュー 本記事では書籍の「読みやすさ」という切り口から、執筆の舞台裏を紹介します。 最高の読書体験を目指す 技術書の使命は、役立つ情報を届けることです。しかし筆者は役立つだけでなく、読んでいて心地よい書籍にしたいと考えました。そこでまず決めたのが「最高の読書体験を目指す」ことです。そして最高の読書体験を実現するため、次のような設計原則を定めて執筆しました。 シンプルにする:短い文章・簡潔なコード・直感的な図表へと磨き上げる ノイズを減らす:難しい表現は避け、読者を迷わせる要素は徹底的に取り除く テンポを重視する:読者の集中力を削がないよう、読ん
近年は生命分子の構造と相互作用を予測するAIモデル「AlphaFold 3」がリリースされたり、「ChatGPTのおかげで論文を読む手間が99%減った」と研究者が報告したりするなど、科学研究におけるAIの活用はますます重要なものになっています。新たに、ワシントン大学とアレン人工知能研究所の研究チームが、科学文献の調査に特化したAIモデル「OpenScholar」をリリースしました。 Ai2 OpenScholar https://openscholar.allen.ai/ Ai2 OpenScholar: Scientific literature synthesis with retrieval-augmented language models | Ai2 https://allenai.org/blog/openscholar OpenScholar: The open-source
博士号に見合う初任給を 専門人材の就職支援で手引案―政府 時事通信 経済部2024年11月21日08時04分配信 経済産業省(写真上)と文部科学省の看板 博士号を取得した専門人材の就職を支援するため、政府がまとめる企業や大学向けの手引の骨子案が20日、明らかになった。企業に対し、博士人材に見合う初任給の設定を求めたほか、大学と企業のトップ会談や共同研究所の設置を通じて産学連携を一段と強化する方針も盛り込んだ。 JR東日本、社員の奨学金返還を支援 4月から、博士号取得者の初任給上げも 21日に開く経済産業省と文部科学省の有識者会議で骨子案を示す。来春にも手引をまとめ、企業や全国の大学などに配布する方針だ。 日本の博士号取得者は海外と比べ少なく、企業での活用も十分に進んでいない。高い専門性を持つ人材を企業が採用しやすい環境を整え、イノベーション(技術革新)を促進する狙いがある。 骨子案によると
狙いは、県の弱点だった「理数工学系人材の強化」 2008年から博士号教員の採用を行ってきた秋田県。先んじて取り組んできた狙いはどこにあったのか。秋田県教育庁高校教育課管理チームのリーダーを務める石井勇悦氏は次のように語る。 「当時、県知事や教育長などでつくる秋田県発展戦略会議で、学校教育の質的向上策として、県の弱点とされていた理数工学系人材を強化することが提案されたことがきっかけです。そこで、理学、農学、工学などの博士号取得者を公立高校に採用することになりました」 採用初年度の2008年は志願者57名に対し、採用は6名。以降、断続的に年1名を採用してきた。県単独で予算を組んでいるため、欠員が生じれば採用する方針を採っている。合格者が教育免許を持っていない場合は採用後に特別免許状を授与し、通常の教員と同様に初任者研修も実施しているという。 これまでの採用実績は12名(うち非常勤1名)で、物理
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