クラウドの利用が当たり前になりつつある一方、新たに注目を集めているのがエッジコンピューティングだ。 IoTのセンサーや各種端末デバイスの近くで分散して処理を行うコンピュータリソースのことを、エッジコンピューティングと呼ぶ。エッジコンピューティングが稼働する場所は、雲(クラウド)のこちら側のオンプレミスだ。では、同じようにオンプレミスで動くプライベートクラウドとはいったい何が異なるのだろうか。 IoTの台頭で注目を集めるエッジコンピューティング 調査会社のIDCが6月に発表した予測によれば、IoTを構成するマシンやセンサー、カメラなどのインターネットに接続されるデバイスの数は順調に増えており、2025年にはIoTデバイスの数は416億個、そこから年間79.4ゼタバイトのデータが生成される見込みという。今この瞬間にも、世界中に散らばる膨大な数のIoTデバイスから大量なデータが生成されているのだ
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