定点観測の取材で、あるメンズ専門店の店長からこんな話を聞いた。ここ数年、若い世代の客が夏場に短パンを買わなくなった。ムダ毛が気になるとか、短パンをはくこと自体がスタイルとしてクールではないとか、色々理由があるらしい。 実際、去年も大型連休の前後には、オリジナル商品や仕入れで毎年人気の「パタゴニア」のバギーショーツなどが入荷したのだが、買うのは「30~40代の大人客ばかりで、10~20代は目もくれなかった」。 原宿にオープンして50年近く経つその店には長年通う大人の顧客が多いが、若い客にも響くよう、品揃えを強化し、接客にも工夫を凝らしている。取り込みを狙う世代に響いていない短パンを今夏はどうするのか、店長に聞くと「若い人には売れないと思うが、店には置く」とのこと。 「10~20代が好むスタイルは、10年後に10~20代になる世代に選ばれないことが多い」。例えばきれいめのモードっぽい服を好きな
![《めてみみ》世代交代 | 繊研新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0b4034c4d92da1b8503ebf97d4bd47d1ad145899/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fsenken.co.jp%2Fproduction%2Fassets%2Flogo-c809d425cf6de81fe365ea38a415a9ccdb8a90c957116033f63e9917bf0aa67b.png)