仕様は RFC にはないっぽくて(?) 2013年にgoogleの方々が出してるinternet draft で定義されている模様。 Tail Loss Probe は、一連の送信パケットの最後のパケットがロスした場合に、送信側が再送タイムアウトを待たずにロスを検知して回復することを目的としている。 パケットがロスした時、後続のパケットが次々と送られている場合はduplicate ackが返されるため、fast retransmitによってリカバリすることができる。 しかし、末尾のパケットや途中から末尾までウィンドウいっぱいのパケットがロスしてしまった場合などは、dup ackが届かないためfast retransmitはトリガーされないため再送タイムアウトまでリカバリできない。 再送タイムアウトを待つと時間がかかりすぎるし、タイムアウトが発生すると輻輳ウィンドウが小さくなってスロースター