<ヒラリーの指名受諾演説で、30代以下のミレニアル世代の心を掴んだのは、意外にも米建国時代の政治家ハミルトンの言葉の引用だった。同名ミュージカルの人気にあやかって、ヒラリーは若年層への浸透を図れるのか> 民主党大会を締めくくるヒラリーの指名受諾演説は、党派を超えたすべてのアメリカ国民に「共によりよいアメリカを作り上げていこう」と呼びかけるもので、CNNの世論調査では、71%が「非常に好意的」、15%が「ほぼ好意的」と答え、ポジティブな評価を受けている。 このスピーチでヒラリーは、改革を掲げる運動を起こして多くの若者を政治に目覚めさせたサンダースを讃えただけでなく、彼の公約のひとつだった「公立大学の無償化」のために手を組んで働くことを約束した。 しかし、サンダース支持者が圧倒的に多い「ミレニアル世代(30代中盤以下)」の心を動かしたのはここではなく、なんと建国時代の政治家アレクサンダー・ハミ