6月24日、THAAD配備反対派がソウルに集結。デモ隊の「米国大使館包囲」を裁判所が認可したのは初めて(写真:AP/アフロ) (前回から読む) 米国との同盟を維持するのか、北朝鮮と手を握るのか――。北朝鮮の核問題が煮詰まる中、韓国が岐路に立つ。 中朝に屈する米韓 鈴置:韓国の保守系紙が悲鳴をあげています。文在寅(ムン・ジェイン)政権が米国と激しく対立し始めたからです(「『米韓合同演習』を北に差し出した韓国」参照)。 最大手紙の朝鮮日報が先頭に立ちました。同社顧問で保守の大御所、金大中(キム・デジュン)氏が「北の核・ミサイルに韓米は膝を屈するのか?」(6月5日、韓国語版)を載せました。以下が書き出しです。 THAAD(地上配備型ミサイル迎撃システム)を巡る韓国・米国・中国の間の葛藤がこのまま続けば、最後は在韓米軍の撤収と韓米同盟の瓦解にまでつながる可能性が大きい。 結局、米国のアジアの防衛線
8日昼(現地時間)、米ホワイトハウスの大統領執務室オーバルオフィス。 トランプ米大統領は「THAAD韓半島(朝鮮半島)配備遅延」を報告するティラーソン国務長官、マティス国防長官、マクマスター大統領補佐官の前で激しく怒った。消息筋によると、「ひどい言葉もかなりあった」という。青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者が7日(日本時間)、高高度防衛ミサイル(THAAD)韓半島配備について「環境影響評価を省略するほど緊急を要する事案でない」と主張し、続いて8日午前に北朝鮮が地対艦ミサイルを発射した直後のことだった。 複数の関係者によると、ティラーソン国務長官とマティス国防長官は当日、一緒に朝食を取りながら「THAAD プランB」を建議することで意見をまとめたという。「プランB」の内容は具体的に確認されていない。しかし鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が1日、急きょワシントンを訪問して「韓国の国内的
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