九州発祥の麺料理「長崎ちゃんぽん」「皿うどん」をメインメニューとする外食チェーン「長崎ちゃんぽんリンガーハット」が、かつての勢いを取り戻しつつある。消費増税の波を乗り越え、2015年1月までのリンガーハット既存店売上高は7カ月連続で前年比プラス。値上げ効果もあり、グループのとんかつ専門店「浜勝」を含めて、今月末(2015年2月期)に締まるリンガーハットの連結決算は、2003年2月期以来となる実に12年ぶりの営業利益20億円(前期は17.7億円)台の達成が見えてきている(会社予想の売上高計画は前期比2%増の375億円)。 長崎ちゃんぽんリンガーハット、浜勝を併せて国内外に600店以上を展開するリンガーハットグループだが、サービスの質の低下もあり、ここ10年余りの間には4度に渡って最終赤字を経験。24億円という大幅な最終赤字を出した2009年2月期には無配に転落するなど、屈辱を味わった時期もあ
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