3カ月間の抗議デモの末にビクトル・ヤヌコビッチ大統領が劇的に失脚した翌日の23日、ウクライナ国民と国際社会はウクライナの政治と財政の安定性を取り戻そうとする困難な仕事に着手した。 おびただしい数のウクライナ国民が首都キエフに押し寄せ、先週の治安部隊との衝突で命を落とした約100人のデモ参加者に敬意を表した。一連の衝突は、ウクライナ語圏で親欧州の西部とロシア寄りでロシア語を話す東部・南部に国を分裂させかねない紛争へとエスカレートする恐れがあった。 ヤヌコビッチ大統領に対する抗議デモは、同大統領が昨年11月に欧州連合(EU)との画期的な統合協定の署名を見送り、代わりにロシア政府から不安定なウクライナ経済への救済資金150億ドルを受け取ったことを契機に始まった。 ヤヌコビッチ大統領が大統領解任を決めた22日の議会決議を認めず、側近がヤヌコビッチ大統領が権力の座にとどまっていると声明を出したことで
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