野田総務相は5日の閣議後の記者会見で、9~11日にフィリピンを訪問し、ドゥテルテ大統領と会談すると発表した。 首都マニラに設置された慰安婦を象徴するフィリピン人女性の像を巡り、日本政府の立場を説明する意向だ。9月に予定される自民党総裁選に向け、外交力をアピールする狙いがある。 フィリピン滞在中は、日本の規格を採用した地上デジタル放送の開始式典に出席し、通信関係の政府幹部らとも会談する。 野田氏は記者会見で、現地に夫と長男を同行させることを明らかにし、「長男には重度の障害があり、ケアのため同室に宿泊するので宿泊費は私が負担する」と語った。