日本体育協会が6月の役員改選で、国体改革の陣頭指揮を執る国体委員長に、日本サッカー協会専務理事で、6月に新たに日体協理事となる原博実氏(56)を起用する方針を固めたことが分かった。2005年から国体委員長を務め、国体スリム化に取り組んだ泉正文常務理事(66)は専務理事に就く見通しだ。 張富士夫会長(78)は留任して3期目を務め、現在の3人の副会長のうち佐治信忠、森正博の2氏は退任し、監物永三氏は留任する方向。新たな副会長には、サッカーJ1・FC東京の取締役をかつて務めた東京ガスの岡本毅会長(67)を財界から迎えるほか、岡崎助一専務理事(69)が昇格する方向で調整を進めている。役員の任期は2年で、6月24日の評議員会、理事会で正式に決まる。