先日、国際宇宙ステーション(ISS)に、宇宙での生命維持システムを新たに構築するバイオリアクターが届けられ、実験が開始された。 宇宙飛行士が吐き出す二酸化炭素を酸素に変える そもそも月や火星、さらにその先へロケットで旅をするには、大量の酸素や食料などが必要とされる。 そこで今回、宇宙飛行士が吐き出された二酸化炭素を酸素に変える、「フォトバイオリアクター」と呼ばれる装置が開発された。ここでは微細藻類を含む光合成を行う生物を、光エネルギーを利用して培養するという そして5月6日、スペースX社のドラゴン運搬ロケットによってISSへ運ばれ、装置の有効性を確認する実験が開始されたそうだ。 DLR 食用のバイオマスも作り出す この装置にはクロレラ・ブリガリスという藻類の仲間が取り付けられているそうだ。そして物理化学的な空気リサイクルシステムの「Advanced Closed-Loop System (