2人の男性が実弾の入ったセミオートマチック・ライフルを持ち、防弾チョッキを着た相手の体を交互に撃つという妙な事件が、先月末、米国アーカンソー州であった。 急患の奇妙な言い訳 3月31日、アーカンソー州ベントン病院に、変わった急患が運ばれた。胸の上の方に小さな赤い傷痕をつけたその男性は、Charles Eugene Ferrisさん(50才)。 妙に感じた医者は、すぐに警察に通報。やって来た警官がCharlesさんに、赤い傷痕が出来た経緯について問うと、Charlesさんは苦しい言い訳をした。 スパイが彼に接触し、報酬200ドルでボディガードを頼まれたという。そして第三者と会い、撃ち合いになった。Charlesさんは数カ所撃たれたが、反撃しながら車に乗り込んで逃げたそうだ。 防弾チョッキは着ていたが、スパイは大事を取ってCharlesさんを病院に運んだ——というのがCharlesさんの説明だ