たとえば、1970年代には「地球は寒冷化する」と懸念されていた時期がありました。石油などの化石燃料を燃やすと空気のなかにちり・ほこりが増えるため、太陽の光が地球の表面に届きにくくなり地面が暖まらなくなる、といったようなことが寒冷化の理由として挙げられました。 こうした予測のなかには、「二酸化炭素が増えると温室効果により温暖化につながる」といった、いまでは主流となっている科学的理論は含まれていませんでした。温室効果がよりあきらかになるにつれて、その要素が予測に加えられて、いまでは「地球は温暖化する」といわれるようになっています。