【2013年6月14日 すばる望遠鏡】 目には見えないものの、重力的な影響からその存在がわかる正体不明の「ダークマター」。50個の銀河団におけるダークマター分布を調査したところ、「冷たい暗黒物質モデル」と呼ばれる理論から予測される分布と一致する結果が示された。 銀河団の観測画像から背景の天体像のゆがみ(重力レンズ効果)を解析し、それを引き起こす重力源であるダークマターの分布をあぶり出すプロセス。クリックで拡大(提供:NAOJ/ASIAA/School of Physics and Astronomy, University of Birmingham/Kavli IPMU/Astronomical institute, Tohoku University。以下同) 観測された個々の銀河団のダークマター分布(左)、それらを平均したダークマター分布(中央)、各種モデルで予測されるダークマター分