今年も年末商戦をにらんだ各種AV製品が相次いで発表される時期となった。「デジタルレコーダー」と同意義となったBlu-ray Disc(BD)レコーダーも同様で、ソニーとパナソニックを筆頭に各社から数多くの製品がお披露目された。 各社製品を眺めてみると、「BDを搭載した」というだけでアピールポイントとなった時代は既に過ぎ去り、さらなる画質・音質の強化はもちろん、「真空管サウンド」「超解像」「8倍速録画」「アニメに強い」など各社がそれぞれの特色を製品へ投入し始めていることに気が付かされる。 デジタル・メディア評論家 麻倉怜士氏による月イチ連載「デジタル閻魔帳」。今回は出そろった秋冬モデルを通じたBDレコーダー全体のトレンドと、ソニーとパナソニックのトップモデルについて麻倉氏に語ってもらった。 BDレコーダー今秋モデルにみる3つのトレンド 麻倉氏: まずはBDに関する話題が非常に多くなってきたこ