イタリアのARTinoise(アルティノイズ)が開発した、電子リコーダー的な楽器ガジェット「re.corder」が、日本ではコルグが正規の代理店となって「lunatica(ルナティカ)」という製品名で発売された。 日本では「リコーダー」という言葉が、一般的な縦笛の名称として浸透しているため、日本マーケットでの名称を公募。製品の多彩な機能によって、多面的な性格を見せることが月の満ち欠けに似ていること、また、イタリア語で気まぐれを表す「lunatica」の語感も可愛いという理由で応募された名称を採用したそうだ。 実際に手にしてみて驚くのは、そのガジェット感のなさというか、ほとんど普通のソプラノリコーダーのようなサイズと軽さ、そして、電源なしで普通にアコースティック楽器として演奏できてしまうこと。そして、ソプラノリコーダーなんて数十年ぶりに吹くにも関わらず、意外に運指を覚えていることにも驚いた。